[詩] 部屋の片隅で

遮光カーテンの間から漏れる
暖かな光に誘われて
外の世界を少し見てみたくなった

重い腰を上げ
人差し指で広げた場所を
覗いてみたら
何のへんてつもない
いつもと変わらぬ景色だった

何を期待していたのか
毎日生活している自分の部屋なのに
変わるはずもない景色に
ガッカリしては横たわり
今日が早く終われと呟いた


明日こそ世界が変わると願いを込めながら


僕はここにいるんだよ

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