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意外と知らないクール・ビズの正解

お元気様です!進和建設工業の伊藤と申します。

6月26日(土)、社内大学Terakoyaの講義が開かれました。今回の内容は「クール・ビズ!」

「terakoya」とは?
第一、第四土曜日に開催される、進和建設工業の社内研修を「誰でも参加できる市民大学」へと進化させた、地域貢献エンタテイメントです。(現在はコロナウイルス蔓延防止のため社内でのみの開催となっております。)
最新のテーマで、企業事例も紹介しながら、どんな業界の人でもタメになる楽しい講義内容となっています。
本来なら皆さんにお越しになってもらいたいのですが、現在のコロナ禍でそれは叶わないのでこの広報ブログで詳しい内容を発信していきます。

↓↓↓クール・ビズの一般的な認識ってこんな感じですよね↓↓↓

クール・ビズ(COOL BIZ)は環境省が行う環境対策を目的とした軽装化キャンペーン(ないし、その軽装のことを示す造語)

2005年に制定され、「温暖化防止、省エネ」が目的です。
期間中はオフィスのエアコン温度を「28度」設定にできるような「ノーネクタイ、ノージャケット」などを推奨(体感温度が2度下がると言われています。)
最近のトレンド、SDGsでいえば13番「気候変動に具体的な対策を」に当てはまるのではないでしょうか。

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一般的な期間でいえば、
「5月1日~10月31日」と環境省は定めていますが、実際の実施期間は業界・職種・企業・官公庁で異なります。軽装NGの場合もあるようです。


いろいろ設定がありますが、
大切なのは期間ではなく、省エネしつつ快適に働ける軽装を「適宜」対応すること
でしょう!


※ここで一つ残念なお知らせがあります。
環境省が2021年5月(緊急事態宣言でバタバタしているとき)に一律のクールビズを廃止!(各社での取り組みが否定されたわけではありません)

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ちなみに...
「クール・ビズ」は第一次小泉内閣第二次改造内閣にて環境大臣に就任した小池百合子氏のキャッチフレーズとして小泉総理からアドバイスされたことが発端(「夏場の軽装で冷房節約」はどうかな?)。
そして公募で決まったのが「クール・ビズ」というネーミング、「涼しい、かっこいい」のWの意味(流行語大賞トップテンに選定された)。

偶然にも小池さんと小泉さんJr.がそろったということですね。

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涼しい&かっこいい
1つの(2つの?)キーワードですよね。

クール・ビズの基本

昔は温暖気候だった日本の気候は、もはや亜熱帯気候といわれています。
真夏の対策だけではどうにもなりません。

Q. クール・ビズの基本はノーネクタイだ(〇か×か)

みなさんはどのように考えていますか?




一般的な認識では「ノーネクタイ、ノージャケット」かもしれませんが...

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NO TIE, NO SUIT!!
「ネクタイをしないスーツはありえない」
スーツには必ずネクタイ、が世界的に普通のルール。

NO TIE, NO SUIT!!
だから
「ジャケパンスタイル」がクール・ビズの正解なのです。

HOW TO NO TIE.

ノーネクタイ時は、シャツを変えるのがお作法です!

ボタンダウンシャツはそもそもフォーマルなものではなくポロシャツ発祥です。
カジュアルなスポーツウェア、つまり...
そもそもノーネクタイ!

半袖のYシャツはどうなんだと思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、Yシャツは(本来は)長袖しか存在しません! イギリスの正当なテーラーメイドではそのように扱われています。
半袖シャツはアメリカの半袖作業着からきています。
イケてる社会人なら知っておきたいビジネスの伝統です。

(ちなみにイギリス式では靴下はロングホーズ(膝丈)、脛を見せないなんてマナーもあります。)

Yシャツのマナーで気をつけたいのが...
Yシャツに(本来は)胸ポケットは存在しない!
ということです。

胸ポケットはシャツの正当なものではなく、これもワークシャツから由来しています。
その機能性から、ポケットありが当たり前になってはいますがポケット無しが正解です。

だから
胸ポケットに煙草を入れるのはNG! 胸ポケットにペンを挿すのもNG!(やりがち)
作業着としてYシャツを使っていることになります。

さすがにこんな人はいないかもしれませんが...
YシャツのインナーにTシャツは中学生まで!
インナーが見えているのもダメ。
ボタン外しすぎも。

インナーに黒はもっとNG!(技術系に多い)

とにかく半袖のYシャツは避けましょう!(いっそのことアロハ、こちらはハワイの正装)

HOW TO WEAR POLO-SHIRTS

そうはいっても夏くらいポロシャツでもええじゃないか!




夏場はポロシャツでも問題ありません。
注意点
◇第一ボタンを閉めるのはNG!(開けすぎもNG)
◇裾をパンツにインするのはNG!(着丈次第、長くないのは出す用です)
◇襟は立てたほうが若々しいのでベター(場合によってはカジュアルすぎるのでそのあたりは調整)
インナーにTシャツはやめましょう!(透けるのもNG!中学生感)ユニクロのエアリズムはそのあたりが考慮されています。

ビジネスにおける服装とは

スーツに限らず一般的な服装として、、、
海外の人から、日本人は「役職と見た目が一致しない」と思われています。

「装い」や「立ち居振る舞い」に関しても何が求められているか理解していない人が多いのも特徴なのではないでしょうか。

役職が上がっても服装が変わらない、差をつけないというのは日本文化の特徴かもしれませんが、できる社会人なら意識したいところです。

ところで、みなさんの会社では服装、クール・ビズは統一されていますか?

どうしてそろえる必要があるのか?
◇全社イメージの統一感(憧れの業界)
魅せる(信頼感)
言動・行動・姿勢が変わる(心理学におけるユニフォーム効果、人は着るもので変わる)

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こちらの記事でも紹介しましたが、コンタクトポイント(=会社がお客さまにイメージを与えているありとあらゆる接点)は統一されていなければなりません。

個人に任されがちな服装という問題、クール・ビズという新しい価値観ができあがった今、再考してみると良いかもしれません。

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