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コンタクトポイントと個人ブランド; ブランド戦略②前編

お元気様です!Shiwa_Wikiの伊藤です。

6月5日(土)に社内大学Terakoyaが開催されました。

前回の「ブランド戦略① 究極のブランド戦略とFCCの作り方」に続く内容となります。未読の方はそちらもご覧ください。

また本記事は、「ブランド戦略② コンタクトポイントと個人ブランド 」の前編記事に当たります。後編は後日アップいたします。

0. 「Terakoya」とは?

第一、第四土曜日に開催される、進和建設工業の社内研修を「誰でも参加できる市民大学」へと進化させた、地域貢献エンタテイメントです。(現在はコロナウイルス蔓延防止のため社内でのみの開催となっております。)

最新のテーマで、企業事例も紹介しながら、どんな業界の人でもタメになる楽しい講義内容となっています。

本来なら皆さんにお越しになってもらいたいのですが、世間の状況でそれは叶わないのでこの広報ブログで詳しい内容を発信していきます。

前回から全4回でブランドについて講習が行われます。
第1回のテーマは「究極のブランド戦略とFCCの作り方」、今回のテーマが「コンタクトポイントと個人ブランド」となります。


1. コンタクトポイント

1-1. 統一感

ブランドの正体を知るうえですごく重要なのが「コンタクトポイント=お客様との接点」です。営業の本でもよく書かれているのでこの言葉を知っている方は多いかもしれません。


ブランドが顧客に対して何らかの影響を与える情報接点のことです。

「広告、掲載記事、社長、名刺、ホームページ、営業マン、メール応対、チラシ、ユニフォーム、社用車、全印刷物、SNS、会社案内、電話応対、交通広告、プレスリリース、ブログ、SNS対応、動画、etc.」ありとあらゆるものが当てはまります。

これらすべての情報が統一されていなければばらばらの情報です。お客様の頭の中になんとなくこの会社はこういう強みがある、こんなイメージがあるというものが出来上がらなくなってしまいます。


相手のうちにブランドイメージを形成するためには、アナログ・デジタルに関わらず、すべての「接点」が同一イメージ(=統一感)を与えないといけません。

もちろん「会社ブランド」と「事業ブランド」と「商品ブランド」は別ブランドとして分けて考えてOKです。商品ブランドのチラシのテイストを会社ブランドのイメージに合わせる必要はなく、商品ごとのまとまったイメージがあればかまいません。(※まずは核となる「会社のブランド」をしっかりと固めておかないとブレる!)

1-2. 進和建設工業の「企業ブランドイメージ」とは?

創業53年目の老舗建設会社、ローコストマンションを代表とするハイデザイン&ローコストを実現する会社、単なるマンションビルダーではなく不動産オーナーの資産活用提案をする会社、面白いことが好きな会社、西田芳明社長の会社...


Branding or re-Branding

今までにも何らかのイメージがあります。いいものであれば「イメージ」、 悪いものであれば「レッテル」です。
これからのブランドイメージをよりいいものにするには、新たにブランディングし直す(=re-Branding)が必要となります。


進和建設のre-Branding

単に建物をつくる会社ではない(建設会社47万社、大阪は4万社)
デザインや技術はウリではない(どこも注力しているので差別化困難)
それ以上の価値を提供できる=建物以上(デザインや技術が他社より優れているのが前提)

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これらが集約されたのが「時代をつくる会社」
・生活価値拡充 ライフスタイルの提案ができる
・地域の伝統に革新をもたらすまちづくりができる
・建てれば建てるほど人々の暮らしが豊かになる
・建てれば建てるほど地域がきらめき人が集まる
・建てれば建てるほど、地域環境への負荷を減らす(参考;進和建設が取り組むSDGs人と緑をつなぐ建築
建物以上の価値を生み出すことができる(ここまでいけば、本当のオンリーワン)

会社が発したいイメージは?(新しい時代をつくる会社に合わせると...)
新しいことが好き 面白いことが好き、流行に感度が高い、国際感覚を持っている、こだわりが強い、変化を好む、社会貢献的、フットワークが軽い、センスがいい、etc.

ということは、これからつくる印刷物も社内の配布物・掲示物もユニフォームも社員一人一人もこれらを体現していなければななりません。
外側に配布するイメージはもちろん社内にも徹底することが必須となります。

2. 個人ブランド Personal Branding

2-1. ○○好きといえば△△さん

ここから個人ブランドの話に移ります。

分かりやすく言うと〇〇といえば△△さん
教えを請いに来る人が出てくる→人が集まってくるようになる
人が集まってくる力を強めていくのが個人ブランディング

ex) 職場内でサウナ好きといえば○○さん

これがもっと広がるとサウナ好きが集まってきて、人から人に紹介が繋がり、メディアから取材を受けたり、コラム執筆のオファーがきたり、ラジオ番組に出演したり...
※人が集まってくるようになる→機会が集まってくるようになる

さらに影響力が広まると
一緒にサウナアパレルを立ち上げようと誘いがきたり、出資するからサウナブランドをやりなよというオファー、古いサウナ施設をプロデュースしてほしいと打診がきたり、出版社からサウナ本を書きませんか?というアプローチがあったり...

本当にこんなことが起きるのでしょうか?
実際に…

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実際にこれを実現したのが「ととのえ親方」こと松尾大さん。
もともと電気屋さん、介護施設を経営しているような人ですが、今は全部スタッフに任せ、本人はプロサウナーとして全国のサウナ施設のプロデュースしています。

本を何冊も出しており、アパレルブランドを立ち上げたら大人気です。実際に究めればここまで行けるということです。

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とはいってもこの方は特別かもしれません。

実際にこれを体現した事例が他にもあるのでしょうか?


ということで前編記事はここまで。後編では講師の粉奈さんが実際に手助けした自動車関連企業の新規事業を任されたある担当者の方について取り上げていきます。

その方はずっと自動車の金型をつくる工場長として働いてこられましたが、仕事が減る中である新規事業を任されます。初めは全くうまくいきませんでしたが、個人ブランディングをしていく大成功を収めます...

続きは後編にて。

個人ブランディングに関しておまけの話もあるのでぜひ楽しみにしていてください。

ご精読ありがとうございました!

後編はこちらhttps://note.com/shinwa_pr/n/n04b435377a12


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