労働組合はなんであんなに共産党嫌いなん?

蓮舫氏が負けた理由に「共産党と組んだからダメなんだ」という論調をよく目にするけど、共産党の押しがなかったらもっと票が少なかったのでは?
蓮舫氏が負けたのは、立候補表明で批判に終始したのが最大の敗因のように思う。あの記者会見で「こりゃダメだ」思ったもん。

それに、年配者には共産党アレルギーがどうしたわけか強いみたいだけど、若い人はよくも悪くも「知らない」から、そんなに拒否感ないと思う。共産党支援がそこまで負のファクターかというと、考えにくい。単に最初の記者会見で大きく躓いたのが原因のように思う。

ところでどなたか教えて欲しいんたけど、労働組合はなんであんなに共産党嫌いなん?学生の頃、「労働組合は社会党系、共産党じゃない」って聞いて驚いたことを覚えている。共産党って労働者の味方ちゃうかったん?なのに労働組合から嫌われるって、どんな歴史的経緯があんのん?と疑問に。

ソ連が崩壊するまで、「社会主義」と「共産主義」はほぼイコールの言葉として使用されていて、若い頃の私には区別がついていなかった。「社会党」も「共産党」もマルクス主義を基礎としてるなら、同じやん!って正直思っていた。何で労働組合は共産党嫌いなのか?

私が本で学んだところによると、戦後日本は共産主義が大流行していたらしい。ソ連に抑留されていた人たちがすっかり洗脳されて、日本に戻ってきたら共産革命を起こすために運動したり。戦後初期の労働運動は共産党の影響がとても大きかったらしい。

その頃の労働運動はともかく経営者を目の敵にしていて、ストが頻発、仕事が停滞してばかり。経営者たちは苦虫噛み潰していたらしい。で、どうしたかというと、経営者と協調する穏和な姿勢を持つ第二労働組合を結成させ、いわゆる労使協調路線を大切にする労働組合が主流になっていったらしい。

当時、カネボウで「運命共同体論」が唱えられた。労働者も経営者も会社という同じ船に乗っているもの同士。もしいがみ合えば船は沈没し、互いに運命を共にする関係。ならば労使ともに会社を発展させ、ともに豊かになる道を探ろうではないか、と主張。これがウケたらしい。

で、ともかく経営者を目の敵にし、血祭りにあげて共産党革命を起こそうとした連中は隅に追いやられ、労働組合における共産党の存在感は失われたらしい。
とまあ、本の知識で、現在の労働組合の起源が、そもそも共産党の影響下にあった労働組合に対抗する形で始まった第二労働組合なのは知ってる。

でも、現在の労働組合がいまだに共産党をあんなに毛嫌いしてるリクツがよくわからない。戦後間もなくの頃だけでなく、その後にもいろいろあったんやろか?そのあたりのことは詳しくないので、誰か共産党と労働組合の関係に詳しい人、教えてください。

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