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常識が常識として存在するのは一瞬だけ(本質を伝える#64)

世の中は"常識"と"真理"が混在している
一昔前は"常識"の陳腐化が緩かったので
真理と思うくらいに"当たり前"となっていた

しかし現在は"常識"の陳腐化が早い
"当たり前"と思っていた事は直ぐに当たり前で無くなる

最早"当たり前"の陳腐化は瞬間的であり
"常識"や"当たり前"という言葉自体が無いに等しい

~しんさんの本質を伝える解説~

最早「それって常識ですよね」というのが何を拠り所に言っているのか不明な状況によく出会います。

そもそも常識って何なのでしょうか。常識とは「多くの人が"正しいと思い込んでいる事"、"決めつけている事"」です。決して正しい事ではない"思い込み"、"決めつけ"というところがミソです。

常識であるものは、誰かが定義するものではなく、その時代のその時の雰囲気によって「当たり前」と思っている事が常識です。

なので、人が思っている事なので、信憑性は無いんです。

「●●って常識だよね」っていうのは、その言った本人の主観です。その主観っていうのはその時の流行やその人が接したものによって構築されています。その人自身が世の中の全体を観て(=俯瞰して)、それが今の世の中として正しい状態である(=常識である)と言えば、まだ良いのですが、まずそんな事はなく、メディアの情報等を鵜呑みにして言っているに過ぎないのが実態です。

とはいえば、20,30年前であれば「常識」と言って良いものは確かにありました。それ自体の寿命が長い為、長い期間「当たり前」の状態を獲得出来た為です。

だが、今は「●●は常識」の●●自体の寿命がとても短い世の中です。寿命が短ければ、常識と言える寿命も短い状況です。寿命が短ければ「みんながそう思っている」という状態が構築される前に終わってしまいます。

つまり「常識」という言葉の寿命も一瞬なので「常識」という言葉を使うという「常識」自体が最早常識ではないのです。

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