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変化しない場所からは離れよう

今回は、『変化しない場所からは離れよう』というタイトルをつけてみました。

 

人というのは絶えず変化し続けているので、変化しない場所にいると知らないうちにおかしくなっていきます。
 
この世の中にあるものすべては絶えず変化し続けているというのが真実。
 
万物流転」という四文字熟語もあります。
この世にあるすべてのものは、絶え間なく変化してとどまることがないという意味です。
万物というのはこの世の中に存在するすべてのもので、物も人もすべてです。
それが絶えず変化し続けているということです。
 
なにもしなくても変化していくのが自然です。
その変化を妨げられている状態にあるのなら、それは不健康な状態です。
 

今いる場所が自分の変化を認める場所なのか、
もし認めないならその場所からは離れましょう、という話を今回はしたいと思います。



短期間で問題の解決を図る心理療法である短期療法にこのような考え方があります。
変化は絶えず起こっており、そして必然的である
 
時間は流れて、その時間の流れとともにすべてのものは変化していくんですよね。
これって自然の摂理ですから。
 
目の前にあるもの、何でもいいんですけど、
たとえば、今私はキーボードを打ち込みながらこの記事を書いています。
このキーボードだって、新品のときにくらべて、使いこまれて変化しているわけです。
デスクだって、今止まっているように見えても数十年後には変わっているはずです。
肉眼ではわからなくても、今この瞬間にも少しずつ小さな変化が起こっています。



物がそうなんですから、人間なんてもっと変化していますよね。
1年後の自分は変わっているだろうし、昨日と今日では、極端にいえば1秒後だって変わっています。
 

とくに子どもの成長のスピードは速いです。
その変化し続けている子どもを周りの大人が「あなたはこの状態で止まっている」と認めなかったら。
変化を認めたくない何らかの大人の心理が働いていて。
子ども自身も自分の変化を止めようとしてしまうかもしれません。
 
思春期頃にもよく起こります。
心も体も変化の大きい時期ですが、周りの大人が自分から離れないようにその変化を認めなかったら。
本当は刻々と変化しているのに子ども自身も自分を止めようとするかもしれません。
 
本当は変化し続けているのに留まろうとするのはストレスです。
バランスがおかしくなっていきます。
 
変化しないように見えるのなら、そこには変化を妨げている何らかの力があります。
変わるのを邪魔しないこと、です。
 

 
これは私たち大人もそうです。
 
ある環境では自分の力をずっと発揮できずにいたけど、
別の環境に移ったら自分の力を発揮して輝くようになったということはありませんか?
 
ある職場の中では周りからぜんぜん評価されなくて、自分は仕事ができない人間なんだ、と思っていても、
転職や部署が変わったりして、急速に成長していったりするようなことってありませんか?
 

これって、もちろん自分を成長させる環境に身を置いたことで急速に成長した面もあります。
加えて、環境が変わったことで今まで刻々と変化していた自分に気づいたとも言えます。
 
実は変化し続けていたのに周りにそれを認めない何らかの力があった。
その場所から離れることで自分が変わっていたことにはじめて気がついたというわけです。
 
 

あなたがもし今いる場所で変化を感じられずにいるのなら、
変化を妨げている場所なのかもしれません。
 
いったんその場所から離れてみるとそのことに気づくかもしれません。
 
 

今回は、変化は絶えず起こっていてそれは必然的なことなので、
変化を妨げる場所ならそこから離れてみましょう、という話でした。
 
あなたの生き方になにか役に立てばと思って書きました。
 
 

最後までお読みいただきありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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