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第四夜 イタリア渡航直後①

まえがき

結構筆が進んでおり早くも第四夜です。
読んで下さいまして誠に感謝です。

第三夜の記事が非常に事務的且つ具体的な
「狭い」ものになってしまいました。

誠に申し訳ございません。

現実でエンカしたら靴をペロペロ舐めます。

引くくらい舐めます。

靴ペロで生計が立てられるくらい舐めます。

それくらい申し訳なく思っています。

というわけで今夜は
より多くの人にとって読みやすいと思しき
「イタリア渡航直後の生活」について、
一週間を目安として具体的な行動と心理状況を振り返りながら綴ります。

お役立ち情報も書けたらいいなと…

今宵も対戦よろしくお願いします!!


決済手段(マネー)について💵

なぜこれについて言及するかというと、
知っておくと小さい損失を防げるからです。
また一年程度の期限付き留学であれば
銀行口座開設の手間を回避できるからです。

まず、イタリアは
現金とクレカでの決済が主です。

因みに、イタリアはカフェ文化ですが
バールのカウンターでエスプレッソを
グビッといくときは小銭の方が便利です。

グビッと流してカウンターに小銭を
叩き込んでサクッと退店する人は多い。
そしてスマートでカッコイイ、惚れる。

大抵の店がクレカ決済対応ですが
たまに現金決済のみの店があるので
現金も多少は財布に忍ばせておくのが吉。

また、クレカ決済の中でも、
タッチ決済を利用する人が目立ちます

逐一カードリーダーに差し込んで
PINを入力する作業がなくスムーズで便利。

しかし、ここが落とし穴。
クレカを忍ばせている財布がスられたら…
あなたの口座に紐づいているカードが
スリ犯にとっての金脈になるわけです。

ここで第三手段をお伝えしたいのです!


テッテレーーー!!!
WISEのデビットカードォォォ!!!

予め伝えておきます。
お金は貰っておりません。
純粋にオススメなだけです。

WISEは海外送金サービスを展開する企業で
この企業が発行しているデビットカードです。当然タッチ決済も対応しています。

デビットカードであれば入金した金額以上は
当然使用できないので万一スリ被害にあっても最悪の事態は避けられるのです。

その程度は他社デビットカードで事足りる。

WISEのデビットカードは専用のスマホアプリと連携しており、アプリ内で50ヶ国以上の通貨に自由に換金できるのでーす!!!

さーらーに!!!
現地ATMから現地通貨の引出も可能!!!
キャッシュカードの役割も果たすのです。

なので私は、

1.日本の自分の銀行口座のアプリから
  WISEの日本支店に送金
2.WISEアカウントの残高として反映される
3.WISEのアプリで入金確認をする
4.アプリ内でユーロに換金
5.ATMで現金を引き出すかカード決済

という流れであった。

その程度は他社デビットカードで事足りる。
これでも満足しないそこの貴方に
メリットをさらにもう一つ!!!

≪為替レート≫でござんす!!!

WISEの海外送金手数料は
銀行の海外送金手数料より
圧倒的に安い。

塵も積もれば…のレベルではない安さ。

WISEはこれを売りにしている。
MUFGがいかにボッタクリかわかる。

10万円の為替レート比較(円⇔ユーロ)

簡単にまとめると、

・タッチ決済対応
・海外でのリスク管理及びリスク分散
・キャッシュカードとしての利用
・使いやすさ
・安価な手数料

以上よりWISEはオススメです。
一枚持っといて損はないカードです!!

改めていいますが
お金は一銭も貰っていません。

でも改めてリンクは貼ります。
銀行を許すな!!!!
既得権益をぶっ壊せ!!!!

というわけで私は
・デビットカード
・現金
・予備のクレジットカード3枚

を使い分けながら生活していました。
クレカ2枚は持ち歩かずに自室に置き、
現金、デビットカード、クレカは
違う場所に収納して移動していました。
リスク分散です。


渡航後一週間以内のミッション

さて、デビットカードについて熱く語っていたら尋常ではない長さになってしまいました。本当に申し訳ございません。海外渡航の際のお役立ち情報として頭の片隅にでも置いて下さいましたら幸いでございます。

イタリアに長期滞在する人間及び留学生には
渡航直後に怒涛のミッションが待っています。

・SIMカードの購入(ネット環境構築)
・公共交通機関の年パスの作成
・滞在許可証の申請

概ねこんなものです。

言葉がわからない異国の地でこれをこなす。
私は”Ciao” "Buon Giorno" "Grazie"
以外のイタリア語を知らずに渡航している。
正真正銘の阿保です。
(結局帰国まで勉強しなかったんですけどね…)

では、次の章から時系列ごとに述べます。


ミラノ・マルペンサ空港に到着🛬

2021年10月16日12時頃、
私はミラノ・マルペンサ空港に着陸した。

最初の目的地はミラノ中央駅である。
ミラノ中央駅への行き方は
鉄道、バス、タクシーがある。

Taxiはボッタクリや犯罪が怖い気がした。
『ジョジョの奇妙な冒険-黄金の風-』
を最近見たのだが、第一話での
ナポリ国際空港でのあの感じを恐れていた。
言語が分からないから尚更恐ろしい。

そもそもタクシーは高いであろう。

となると鉄道かバスが現実的である。
一年のイタリア生活を終えた今となっては
鉄道のチケットの現地調達なんて朝飯前
なのだが当時の私には恐ろしかった。

鉄道で移動する心構えはあったが
私は慎重で臆病な人間である。

羽田国際空港にいる間も調べ続けた。
そしてミラノ中央駅の直通バスを発見し
クレカで決済した。

10ユーロと結構お安い。
当時のレートで概ね1,300円であった。

他にも二社ほどバスが運行している。

日本にいながらミラノ中央駅への
移動手段を確保して安心感を得た。
しかも鉄道と違って荷物は預けられる。

これで枕を高くして眠れる。
まあ枕なんて無いんですけどね。

てなわけでマルペンサ空港からバスで
一時間ほど揺られてミラノ中央駅に到着!

鉄道で来るとここに到着する。ミラノ中央駅構内

次の目的地はホテルである。

「次の目的地はホテルである。」

「え?契約した住居じゃないの???」

そう………


私は渡航前からしくじっていた。


(不動産会社が厳しかったとも言える…)

何があったのかと言いますと、契約した物件の入居に際して提示を求められる書類があったのだがその内の一つが到着日の確保が困難な書類だったのである。

・パスポート
・Codice Fiscale(Fiscal Code), 課税番号
・入居の初期費用のレシート
・ビザ
・滞在許可証 or 滞在許可証の申請書

一番最後の滞在許可証の申請書である。

※課税番号は?と思う方もいるでしょう。
確かに課税番号はイタリア渡航後に入手するものですが、これには抜け穴がある。大使館でビザ申請をする際にお願いすると、メールアドレスを渡して下さり、メールと簡単な書類のやり取りで渡航前に課税番号を発行してくれるのである。

私は慎重で臆病な人間である。
現地での行政手続きは極力減らしたかった。

また話が逸れてしまったが、

滞在許可証の申請書の準備には
それなりに時間が必要なのと、
渡航後間もなく試験が控えていたので
ホテル滞在を余儀なくされたのである。

なので「次の目的地はホテル」なのだ。


SIMカードの購入〜通信費やっす!〜

無事にミラノ中央駅に到着した私だが、

予約していたホテルへの道が分からない。
駅から近いのは知っていたがわからない。

回線がないのでグーグルマップは頼れない。

リュックを背中に背負い、
大小二つのキャリーを引きずりながら
タクシーを身振り手振りで捕まえた。

私は慎重で臆病な人間である。
こんな事態は織り込み済みである。

ホテルの名前や住所と
「このホテルまでお願いします」を
DeepLで翻訳したスクショを保存しといた。

実際には徒歩8分程度の距離だった。

無事にホテルに到着したので
Wi-Fiを繋ぎ両親に生存報告をした。

両親への生存報告を終えて、
30分程度の休憩も取れたので、
最初のミッションである
SIMカードの契約に赴くことにした。

SIMカードを契約しネット環境さえ
整えてしまえば、地図が解放されて
移動範囲が圧倒的に広がるからである。


両親への生存報告及びブレイクタイムを終え、ホテルからSIMカードの契約場所に赴くことにしたわけだが、
ここで案の定な問題が発生する

【目的地に行くまでの通信環境がない】

まだGoogleマップの奴隷にはなれない。

私はこの問題を現代社会とは思えない
スーパーアナログな方法で解決した。

まず前提として、ミラノという街が、とりわけミラノ中央駅の周辺は、さながら京都のように碁盤の目状に道が直角に交差している事に気づいていた。

1.ホテルのWi-FiでGoogleマップを開く
2.目的地を入れる.
3.距離、曲がる方向と回数を頭に入れる

以上である。

そう、覚えました。


無事に目的地に辿りついたわけですが、
日本とはかなり様相が異なりました。

通信会社はあまり端末を売っていない。
というのも、日本は通信キャリア会社が同時に携帯を販売していることがまだ主流である。少し前までSIMロックというクソ仕様があった程度にはKDDI, docomo, Softbankの三大キャリアの力が強い。そして端末代に謎の価格上乗せをしてくるだけでなく、24ヶ月または36ヶ月後の機種変更で端末を下取りに出すと次の機種代が安くなるみたいなシステムを設けている。ほぼリースである。

また、処理能力が高いわゆるハイエンド端末の殆どが通信キャリアを通じて販売されている。SIMフリー端末のハイエンドが手軽に手に入らないのである。イタリアでは家電量販店で様々なメーカーのローエンドからハイエンドのSIMフリー端末が手に入る。

スマホも通信会社も乗り換えが非常に簡単であると考えられた。

私はもともと所有していたスマホが劣化でかなりモッサリしてきていたので仕方なくビックカメラでミドルレンジのアンドロイドを購入してイタリアに持っていった。ミドルレンジとはいえOPPO Reno 5Aは非常にコスパが良かった事はここに明記しておく。カメラも結構良い。ちなみに当時本当に欲しかったのはOPPO Find X 3 Proだったが、これ以上はやめておく。


私は渡航前からiliad(イリアド) という
格安SIMを契約することに決めていた。

80ギガで月7.99ユーロである。
日本円で大体1,100円である。

大事な事なのでもう一度言う。

80ギガで月1,100円である。

※今確認したらデータ量が更に増しており
100ギガで7.99ユーロになっていた。

Iliadは店舗もあるが要所にSIM Boxという
SIMカードの自販機もあったりする。
契約の仕方は変わらないのだが、店舗には
スタッフが常駐しているので安心である。

契約に必要なものは以下の通り
・パスポート
・課税番号(Codice Fiscale)
・クレジットカード

機械の案内に沿って必要な情報を入力するとSIMカードが発行される。支払いはクレジットカードのみである。毎月の自動引き落としか自分で毎月手動で支払うか選択できるが、切り替えはアカウントページで出来るので、最初は自動引き落としを選択して帰国前に手動に切り替えれば問題ない。初月は通信費用に加えてInstallation Feeとして10ユーロ位が引き落とされる。機械の対応言語はイタリア語のみだがスタッフは慣れているので困った時はわかりやすく御教示して下さる。

SIMカードを入手したものの、
ゆっくり作業する場所はないため
覚えた道でホテルまで戻った。


この時点での私の感情

「超楽しい!!!」である。

「疲れた」でも「不安」でもなく
「楽しい」である。

全く知らない土地で1から自分の生活を
築き上げてレベル上げをしている様な
ワクワク感やゾクゾク感に
非常に新鮮な高揚感を覚えたのだ。

ここに降り立つ前の私が
いかに漫然と日々を過ごしていたのか
ということを実感させられた。

気障な言い方をするならば
【生の実感を得たような感覚】
といった感じであろうか。

私は渡航して間もなく
イキイキとし始めていた。

目がキマッていたかも知れない。

蛇足が多いがSIMカード購入篇を終える。


おわりに

分量多すぎたので二部構成にします。

1つの記事で終わらせようと思ったのですが、書き切ってみたところ10,000字を超えてしまい気軽に読める分量ではなくなってしまったので、続きは第五夜に回します。

第五夜の内容サマリー

第五夜の内容は

・公共交通機関の年間パスの購入
・重要手続き、滞在許可証の申し込み
・事務手続きの話ばかりで飽きるので体験談


といった感じです。
お役立ち情報から他愛のないエピソードまで幅広いと思われます。

今宵の内容は以上です

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それでは、
第五夜へつづく…To Be Continued…


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