ベトナム、民族文化と生活に触れる旅<ラオカイ省>
<ラオカイ省>赤ザオ族の集落
ザオ族はもともとは中国のヤオ族で、12世紀ごろから徐々にベトナムに移住してきました。
言語や風習を守っているザオ族は、他の民族とは結婚しません。
ベトナムザオ族の各グループは、居住地ごとに分類され、呼び方は風習や伝統、衣装の特徴から、赤ザオ、ザオクアンチャット、ザオロガ、ザオティエン、ザオクアンチャンなどに分けられています。
山岳地帯に住む赤ザオは昔焼畑をしながら、土の養分が枯れると肥沃を求めて移動する、同じ場所に長く住む習慣はありませんでした。
かつてザオ族は自分たちの言葉を書き表すには漢字を使い、他の少数民族よりも商売にも長けており、ヤオ道教と呼ばれる独自の宗教観を持って、数多くの秘儀祈祷を行いました。
女性たちは一般的に文字を書きませんが、身の回りの様々な事柄を刺繍で表現したといいます。
手間をかけた刺繍は家族のためにするもの、ミシンがけの刺繍の小物入れなどを売り歩きながら、客が途切れるとチクチクしています。
上の記事はベトナムの民族文化と生活に触れる旅の途中の記事です。
他少数民族の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀