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休日という概念の出現

今日はバイトが休み。習性で6時に意識が浮上するが、意地で二度寝三度寝を決め込み、ようやく起きたのは9時だった。

朝ごはんは昨日から決めていた、トマトチーズトースト。今日のトマトはあまり熟していなくて、甘みよりも酸味がありしゃりしゃりしていたが、果物みたいでそれはそれで美味しかった。りんごや梨みたいな。
それからミニサーターアンダギーをひとつつまみ(近所のスーパーのベーカリーコーナーで売っているのだが、とても美味しい上に6個160円)、ヨーグルトを食べた。父がお土産にくれた甘夏のフルーツソースは、柑橘特有の苦味があって美味しい。
とても良い朝ごはんだった。

9ヶ月も専業主婦だった私が、バイトを始めてよかったと思うことは様々ある。お給料がもらえること、人の役に立てること、外の世界と関われること、暇が潰れること、運動になること。
でも一番嬉しいのは、休日という概念が出現したことかもしれない。

今までの私には、「夫が仕事の日」と、「夫の休日」しかなかった。私自身は毎日のんべんだらりとした生活を送っていた。時間はありあまり、昨日と今日と明日の区別がつかない、緩みきった毎日。

それが今では、バイトの日と休みの日が出現した。休みだからもうちょっと寝ていよう。朝ごはんは食べたいものを準備しよう。洗濯をしよう。掃除機もかけちゃおう。noteを書きたい。ゲームがしたい。読みかけの本が読みたい――。

休日って、なんて素晴らしいんだろう。毎日が休日より、たまに休日がある方が絶対に幸せだ。なんでもできる気がする。実際にはソファでごろごろして終わってしまったとしても、それはそれでいい一日だ。しっかり休めた、ということだ。

今日はこれから病院に行って、実家でお昼をごちそうになって、帰ったら電話の約束がある。地味だけど充実した一日だ。さあ、出かけよう。

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