見出し画像

躁鬱は気分ではなく病気です

私は双極性障害(俗に言う躁鬱)という病気である。

最近Twitterなどで「躁鬱」という言葉が、病気の当事者ではない人たちによって、気軽に、軽率に、使われているように感じる。テンション高すぎる~躁だわ~、みたいな。
いつ完治するかもわからない、一生治らない可能性もある病気で4年苦しんでいる身からすると、正直いい気持ちはしない。

毎日ろくに眠れなくて、衝動性が抑えられなくて、動悸がして、家の中を熊みたいに歩き回って、好きだった趣味もできなくなったことがありますか。
理由もなく死にたくて、ひとりぼっちの明けない夜が怖くて、わけもわからず涙が出てきて、過去の嫌な記憶が脳内を埋め尽くして、自己嫌悪で心が壊れそうになったことがありますか。毎日10錠薬飲んだことありますか。

お願いです。本当に苦しんでいる人がいる実在の病名を、軽い気持ちで使わないでください。癌や身体障害なら、冗談で口にしたりしないですよね。同じです。心が、脳が、病気なんです。

こんなことを書いても、心無いことを言う人には届かないかもしれない。それでも、これを読んでくださったあなたに、届きますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?