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【仕事術】意図的にインスピレーションを得る方法

幼い頃から好きだったこと

幼い頃から「インスピレーションを形にすること」が好きでした。

形にする最も簡単な方法は、紙に描くこと。
だから、紙と鉛筆があれば、退屈することはありませんでした。
今でも、無地のノートを見るとワクワクします。

もう1つ好きだったのは、誰かのインスピレーションが形になったものを「見る」ことです。例えば、TVアニメ、マンガ、おもちゃ。
だから、デパートに連れて行ってもらった時は、屋上の遊具で遊ぶことよりも、おもちゃ売り場を見て回る方が好きでした。おもちゃを買ってもらえなくても、色々なおもちゃを「見る」だけで楽しかったことを覚えています。

今思えば、「アウトプット」と「インプット」をしていたのですね。

意図的にインスピレーションを得たい

社会人になると、インスピレーションを形にすることが仕事になりました。
最初はグラフィックデザイナーとして。
数年後には、ゲームデザイナー/ディレクターとして。

仕事になると、インスピレーションには締め切りが紐付くようになります。
優れたインスピレーションを得るまで、のんびり待つことはできません。
そこで、意図的にインスピレーションを得るにはどうしたら良いのか、アレコレ考えたり、イロイロ試すようになりました。

今では、インスピレーションを得ることは日常的な出来事になっています。

そうなるには、何をしたらいいのか。
過去を振り返りながら、まとめてみました。

※注:ここに書かれていることは、全て個人的な経験に基づく主観的意見であり、科学的な根拠や客観的な検証は一切ないことをお断りしておきます。

「ひらめく」ことと「思い出す」ことは似ている

ある時、インスピレーションを得て「ひらめく」行為と、忘れていたことを「思い出す」行為が似ていると感じました。
頭の中の動き方というか脳の働き方というか、作用するメカニズムが近しい感じを受けたのです。

「思い出す」内容は、全て過去の経験です。
だったら、経験を増やせば、ひらめきも増やせるのではないかと考え、インプットを多くしてみました。
映画を100本くらい観たり、通勤時間を利用して本や雑誌をたくさん読んだり。
(昔は片道1時間くらい電車に乗っていたのです)

それを数年続けると、次のような傾向が見えてきました。

インスピレーションにまつわる傾向

・インプットは「」も大事だが「」も大事。感動したり感銘を受けた方が、インスピレーションのタネとして残りやすい
・読書によるインプットは「語彙を増やす」という点でも効果的。語彙を増やした方がインスピレーションを形にしやすくなる(メモも)
・インスピレーションは、生まれた時には明確だが、すぐにうろ覚えの状態になり、やがて忘れてしまう。早めにメモを取って残す方が良い
・インスピレーションを得てアウトプットしたものも、新たなインプットになる。これは世にあるものを見聞きすること(=通常のインプット)では得られない、「自分だけの特殊なインプット」となる
・この特殊なインプットを増やすためにも、インプットだけに偏らず、アウトプットも満遍なく行った方が良い
・「インプット」はインスピレーションの引き金になることがある。また、「考えること」もインスピレーションの引き金になることがある。だから、インスピレーションの数はインプットの数や考える時間に、ある程度は比例する
・優れたインスピレーションは、集中している時よりもリラックしている時の方が得やすい。リラックスは、インスピレーションの受け入れ態勢のようなもの
(ちなみに、ぼくの場合はシャワーを浴びている時、音楽を聴いている時、目が覚めたばかりの時、一杯やりながらおしゃべりしている時に、優れたインスピレーションを得ることが多いです)

以上を踏まえ、意図的にインスピレーションを得る方法は、
『インスピレーションを得たい課題について情報収集(インプット)したり、課題の解決方法を考えつつ、リラックスした時間を取る』
ということになります。

前述通り、全て個人的な経験に基づく主観的意見であり、科学的な根拠や客観的な検証は一切ありませんが、少なくともぼくは、このやり方でインスピレーションを1つのツールとして活用できています。

もちろん、過去の膨大なインプットの成果も多分にありますし、今でもインプットを続けていることだって無関係ではないでしょう。
一瞬で叶う魔法とはいきませんが、クリエイティブな仕事をする人なら、時間をかけてでも積み重ねる価値はあります。

それに、(インスピレーションを得ることは)ものすごく楽しいですし。

よかったら試してみて下さい。

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