目指せ出版! 日本史のセンセイと行く全国制覇の旅17 古戦場を見に行く
貧富の差・身分の差がなかったころから時代が進み、食料を保存できるようになったり、農作業における指示命令役が出てきたりすることで身分の上下が生まれるなどして、人々は集団で争うようになった。つまり「いくさ」の始まりだ。縄文後期~弥生時代の遺跡から発掘される甕棺墓(かめかんぼ、大きな甕に遺体を入れて葬る墓)からは、首のない人骨や矢が刺さった人骨も出土している。そうして人々の集落は少しずつ大きくなっていくわけだけれど、戦いの跡、つまり古戦場はその性質からいって後の時代に何か証拠が残