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青山凌
2020年8月19日 23:54
「さて」と、わたしは諦めてノートパソコンを一旦閉ざして、向かいに座る夫へと、向き直る。「お疲れ様」おそらく夫は、今日の分の日課が無事終了したのだと思ったのだろう。しかし残念ながらわたしが発したのは、そんな一区切りの「さて」ではなかった。お疲れ様に至るには、まだ前途は多難である。さて……。「まだ終わってません。今日の更新分」「そうか。じゃあプレお疲れ様」かれこれ半月程は続けた