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未発掘の面白いエンタメを紹介します

暑い日が続きますね。

日々暑すぎて外出もしたくないので、今日はお家エンタメ(©︎佐久間宣行)を紹介します。いずれも無料で楽しめるエンタメです。


・「THE GUILTY」

2018年に話題になった映画のうちの一本です。ミステリ好きやリアル脱出ゲーム界隈でもかなり話題になった映画でした。

電話からの声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルながらも予測不可能な展開で注目され、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク製の異色サスペンス。

緊急通報指令室のオペレーターが主人公の映画。主人公が電話での会話から事件性を判断し、警察を出動させたり、電話相談者にアドバイスしたりと話は進んでいきます。この映画が面白いのは、電話の向こうの映像は一切流れず、電話でのやり取りから主人公と同じ速度で事件の全貌を想像し、理解していくところです。映画なのに、小説やラジオのような余白があり、視聴者が電話先の相手を想像することで映画が完成します。

この映画がラジオクラウドというアプリで無料で聴けます。映画も面白かったですが、ラジオドラマとしても最高のクオリティでした。これをイヤフォンで聴くと、本当に自分が主人公として思考して、想像して事件解決を考えているような、相当な没入感です。映画館のようにとにかく真っ暗な場所で聞くことをお勧めします。気がつくと目の前に映像が現れている。それぐらいの没入感でした。



・スリムクラブ「ぼくらでもナンクルなりました」

フランチェン、2010年M-1準優勝、その9年後に闇営業問題で謹慎と浮き沈みの多い芸人生活を送るスリムクラブ。そして今年がM-1ラストイヤー。私は彼らの漫才が好きです。今年こそ悲願の優勝を願っています。

見た目や声、闇営業問題の影響で、なんとなく彼らのことを嫌だ、怖い、気味が悪いという印象を持っているかもしれません。そんな方にこそ彼らが書く文章を読んでみて欲しいです。

私はエッセイを読むのが好きなんですが、特に真栄田のようなハードパンチャーなボケの芸人が書くエッセイが好きです。他でいうとブラマヨ吉田や劇団ひとりのように、真っ向からボケを放つ芸人たちの書くエッセイはどれも新鮮で面白い。

彼らが日刊ゲンダイで「僕らでもナンクルなりました」という連載を始めたのですが、これがネットでも読めるので、お家エンタメにぜひ読んでみてください。毎週更新を楽しみに待っているのですが、内間の意外な文才に驚かされます。本当にヘンな人。

特に好きな記事を一つ紹介します。


・穂村弘「絶叫委員会」

穂村弘が「ちくま」で連載している「絶叫委員会」が月毎にwebちくまに挙がっています。無料でエッセイが読めます。

歌人でエッセイストの穂村弘が書く文章は、物書きなら誰しもが読んでいて欲しいと思えるほど綺麗です。noteで文章を書いているあなたにもぜひ読んで欲しい。物事を考えるきっかけに、新しい視点を得るきっかけに、お勧めな記事をいくつか紹介します。

絶叫委員会は出版もされていて、webでは読めない文章もあるので気になった方はぜひ。最近出版された歌集も良いですよ。


ちなみになんですが、同じwebちくまでAマッソ加納も連載を持っています。最近面白かった記事を載せますので、こちらもお家エンタメにぜひ。


・しのぶのnote

最後に手前味噌ですが、書いた自分は好きなのに、全然伸びなかった記事も載せておきます。お時間ある方はぜひ。


私が活字中毒ということもあり、テキストサイトばかりのお勧めになってしまいましたが、次はNetflixやアマゾンプライムビデオのお勧めなど書いてみようと思います。

では、良い自粛生活を。

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