セラピストのための「自信の付け方」
基本は臨床ベースのコラムを配信していますが…
月1回くらいは機能解剖や運動療法とか以外の話をしようと思います。
今回は…
セラピストのための「自信の付け方」
なんでこんなコラムを書くかって??
それは、自分が臨床する時も本当に自信がなくて自己肯定感を下げまくっていたという過去があるからです。
多分、自分をネガティブに捉えまくっているセラピストやトレーナーやインストラクターの方も多いんじゃないでしょうか??
そんな方のためにも、自分の経験ベースに紹介していきます。
SNSの通知を全てオフにする
出だしから意味不明なこと言い始めてますが…笑
実際にコレ自分がリアルにやってる方法です。
ここだけの話ですが…
今現在として、24時間を通してSNSからの通知は常にオフにしていて、タイムラインに多くの情報が溢れないように、役立つとか役立たないとか関係なく、ほとんどの通知をオフにしています。
これにはちゃんと理由があって…
確かに役立つ有益な情報も沢山SNSにはありますが、次から次に投稿が流れてきて情報が多過ぎてゴチャゴチャし過ぎている。
今の自分に本当に必要な情報じゃない。不必要な情報も混ざっています。この情報量の多さに知らず知らずのうちに「常に他人の時間を生きてる状態」になってしまいます。
まずは、、
自分の時間を確保するところから始める
これがめちゃくちゃ大事だと個人的に思っています。
そして、SNSに関しても…
無料のものは役立つとか関係なく所詮無料は無料なので…
しっかり自分が勉強したいと思うなら…
・Physio365など有料マガジンを購読する
・有料noteやマガジンをお金を出して買う
・参考書を買う
・文献を自分で探す
・SNSも自分で必要な情報を必要な時に探す
こういうことが重要です。
ポイントは…
1:お金をしっかり払って学ぶ
2:自分が必要な情報を自分から取りに行く
この2点は大事にした方が良くて、この2点を意識すれば他人の情報に日頃から振り回されることはなく、自分軸で勉強をすることが出来ます。
役立つとか、、
為になるとか、、
そんなことは全く関係なく、、
自分の時間をしっかり確保することを心掛ける
流れてくるタイムラインを何となく毎日眺めている時間ほど無駄な時間はないです。自分の貴重な時間を大切にしましょう。自分に本当に必要な情報を自分から取りに行く意識でいましょう。
薬師寺もSNSの通知をオフにすることや、SNSを使わない時間を意図的に作ることは自分ルールで決めています。
それやり始めた結果…
半年前より周りの情報に振り回される機会もかなり減って、自分の時間を確保できる様になってから、自分の時間を使えるわけなので、自信というか自己肯定感みたいなのが下がってネガティブにならないようになっているのは実感しています。
SNSをダラダラ見るくらいなら…
SNSの通知を全部オフにして、読書を10ページでもする方が何倍も生産的で、有益な時間になると思います。
他人と比較しないこと
これもSNSの見過ぎによって、他人との比較癖が付いてくるなって思っていて、自分も半年前までSNS上の同業者とのフォロワー数を自分で比較してみたり、イイネ数がいくつ付いたとか、〇〇さんは行動して凄い結果を出してるのに、自分は全然それといった結果を出せてないし何やってんだ自分。
みたいな…
あの人より知識がないとか…
あの人の方が凄いとか…
人から良い刺激をもらうことはあってもいいですが、他人を比較対象にして自分の方が劣っているとか、自分の方が成果出してるとかこれをやり始めると本当に自信がなくなっていく一方だと実体験から感じてます。
「人の悩み事の大半は他人との比較」と書かれてある本もかなり多く目にするので、人と比較することって基本メリットないです。
他人と比較すればするほど、、
自分のセルフイメージが下がる一方です。
まずはできるだけ比較しないこと。
1番は比較してしまうような他人の情報を入れないこと。
この本は読んでみましたが、良かったので載せときます↓↓
仮説検証&前後評価
仮設して検証して、その結果を再評価する
理学療法士の学生時代から口酸っぱく言われていることだと思いますが、この仮説検証をする思考をやめないことが自信を付けるステップにもなります。
患者さんのカウンセリングや身体評価をする
↓
評価結果に対して、自分が思ったことを実際にやってみる
↓
実際にやってみた結果を再確認する
この思考の繰り返しが大切であって、自分が考えたことに対して良くなったら仮設が合っていた。良くならなかったら別の原因があるからまた仮設を立てて再度やってみよう。
こういう繰り返しで成功体験もつめてくることが多いです。
多くの臨床がナアナアになっているセラピストは、仮設検証作業を行うことを放棄していることが多く、何となくやっていたり、アプローチを終了後も「様子をみましょう」とかで再確認を一切せずに終わるケースも今までに沢山見てきました。
仮説検証をする&前後評価を欠かさず行う。
この2つは自信を付けることにも繋がります。
準備をしっかりする
今でもそうですが…
いきなり、どんな患者さんが来るか分からない状態で初回のリハビリを迎えるのに対して、事前にある程度どんな症状があって、どういう経緯で今に至っているかなどのちょっとした情報でも分かっているだけでも初回のリハビリに入る際の入りやすさが全く違ってきます。
この理由は簡単で、、
「準備が事前にできるから」
これに尽きると思います。
例えば…
雨が降りそうな天気でも傘を持って出かけたら、雨がもし降っても傘があるから安心して出掛けられますが、傘など何の準備もしてなければ雨が降るか降らないかをヒヤヒヤして出掛けることになります。
これと臨床も同じことが言えて…
自分自身も、自費で整体やピラティスをやったりしていますが、特に初回に関しては、クライアントが来られる前にある程度の情報は事前に教えて頂くことにしていて、初回にスムーズに介入できるように事前準備をめちゃくちゃした状態で初回を迎えられることを徹底して意識してます。
実際にやっていてるので分かりますが、準備をしているとしてないではシンプルに自信が全然違います。
病院やクリニックであれば、初回の患者さんを100%準備して介入することは難しいにしても、2回目以降は明日は〇〇さんが来られるからって予約を取っていると分かると思うので十分に事前準備はできると思います。
1回も勝てなかったラグビー日本代表をヘッドコーチとしてワールドカップ3勝を挙げる快挙を成し遂げたエディー・ジョーンズ氏の記事でも言われています↓↓
自信がない理由はシンプルに、、
「準備不足」と「努力不足」
この2つだけだと。
目の前の患者さんについての勉強をする
これは勉強の仕方にもなりますが…
今日は股関節の勉強、、
明日は膝関節の勉強、、
明後日は足関節の勉強、、
勉強の仕方も人それぞれなので、これも悪くはないと思いますが…
・その日に分からなかったことの勉強
・明日、明後日診る患者さんの治療に活かせる勉強
臨床をやっていると、、
課題にブチ当たる毎日だと思います。笑
この課題や出来なかった、分からなかったことに対しての勉強を優先して行うことでやるべきことが明確になりますし、あれもこれも勉強することなく1つの目的に集中できるので勉強法としてはオススメです。
5年後には肩を専門として診たいから、毎日肩関節ばかり勉強するとか何か目指しているところがあるなら別だと思いますが、まずは目の前の患者さんを良くできるための勉強をするほうが、やるべきことが明確になります。
ライタープロフィール
薬師寺 偲
理学療法士
PHIピラティスインストラクター
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