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「足関節内反捻挫」の病態アプローチ!


今回は…

足関節内反捻挫について解説をしていきます。


足関節内反捻挫は臨床で関わる機会が多い疾患ですが、とても軽視されやすい疾患でもあります。


足関節捻挫の再発によって足関節の不安定感が増した結果として、慢性足関節不安定症(CAI)に進行する可能性もあります。


そんな臨床現場でも軽視されやすいけど重要な、足関節内反捻挫についての病態とアプローチについて解説していきます。


足関節内反捻挫の損傷部位

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足関節内反捻挫で代償的な損傷部位としては…

・前距腓靭帯(ATFL)
・踵腓靭帯(CFL)

この2ヶ所が代表的な損傷部位です。


この靭帯損傷が起こる場面ですが…

一般的な足関節内反捻挫は、「足関節底屈+内反」の組み合わせの動きによって外側組織の損傷が伸張されて起きることは知られていますが…


背屈・底屈ともに足関節捻挫が起こる可能性は十分にあり…

底屈位+内反での受傷としては、ジャンプ動作の着地やランニングでの接地ミスによって生じることが多いとされていますが、

カッティング動作やストップ動作などで足関節捻挫を生じることもあり、

CKCでの受傷としては…
「足関節背屈+内反」の組み合わせで起こるとも言われているため、受傷場面も足関節底屈位だけではないことは押さえておく必要があります。


なぜ内反捻挫が多いのか?

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足関節の外反捻挫もありますが…

頻度としては圧倒的に内反捻挫が多いのが足関節です。


この内反捻挫が多い理由として…

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