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物語「星のシナリオ」

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人生の案内猫と出逢った少年の、星のシナリオを思い出す物語。 星読みをする中で得てきたこと、私自身が人生の探究で得た応え…人生は魂たちの壮大なあそび…それらをベースに書いた創作の物… もっと読む
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記事一覧

物語「星のシナリオ」プロローグ

夜中に目が覚めてふと外を見たんだ。そうしたら、そこに一匹の猫がいてさ。ボクに話しかけてき…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -1-

あの夜からしばらくボクは考えていた。だけど、あれが夢だったのか何なのかわからないまま。た…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -2-

その夜は、いつもと何も変わらない、ボクにとっては普通の夜だった。 「そろそろかなと思った…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -3-

「やあ。連れてきたよ」 猫はそう言うと、目の前に現れたもう一匹の猫にボクを紹介した。 「…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -4-

「ああ、あの人たちは月の女神だよ。みんなの希望の人生プランを聞きながら、それに見合う星の…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -5-

「じゃあ、よろしくね」 母さんにそう見送られてボクは家を出た。すぐ近くに住むおばあちゃん…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -6-

「ってことは、やっぱりあれは夢じゃないんだ!」 「にゃ〜」 「きみ達もあの猫みたいに星の世界へ行くことがあるの?」 一瞬、ニヤッと笑ったような気がしたけど、おばあちゃんの猫たちは何も話さなかった。 「さてと。とうとうこの日がきたね。楽しみに待っていたよ」 「おばあちゃんもあの星の世界に行ったことがあるの?」 「行ったことがあるかって?あはは。ここだけの話だよ。おばあちゃんは、あの星の世界から来た月の女神のひとりだよ」 いたずらっ子のように笑うおばあちゃんを目の前

物語「星のシナリオ」 -7-

「おばあちゃんは?おばあちゃん何でここにいるの?」 「こういう役も必要だろ」 「にゃ〜」…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -8-

その日の夜は、たくさんの人たちがおばあちゃんの家に集まってきた。 美味しそうな料理やお菓…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -9-

「あ〜ちょっと私、酔っ払っちゃったみたい。ママ〜悪いけど先に失礼するわね。あ、ねえちょっ…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -10-

そうだ、ボクは答えを聞きたいんじゃない。それを自分で見つけるためのヒントを集めてるんだ。…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -11-

〜運命のバトンを受けとる〜 おじいちゃんが生きていた頃に一度だけ入ったことがあったその部…

石澤信乃
1年前
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物語「星のシナリオ」 -12-

「金星星座は、あなたの魅力を教えてくれます。それぞれの星座は今回の人生で演じる、あなたの…

石澤信乃
1年前

物語「星のシナリオ」 -13-

いつかの夜と同じだった。ボクのもとに来た猫は、ヒョイっと空へ向かってステップを踏み、導くようにして振り返って言った。 「ほら、今日もきれいな虹がかかってる」 「あの星の世界へ案内してくれるの?」 「にゃ〜」 鳴き声につられて見上げた夜空には、ボクが生まれた時と同じ、消えゆく月が輝いていた。 そうしてまた、猫の後ろに続いて虹を渡り、はっきりとした意識の中で訪れた星の世界は、やっぱりあの時と同じように、楽しそうなエネルギーに満ちていた。 ただただ遊びに行く計画をたてている