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おでんを楽しむ

だしの温かさが、心に染みる。

人数や予算、好みによって自由にアレンジできるのがおでんの良いところ。
基本をおさえておくとさらに美味しくなる。

色んな味のあるおでん。
ご当地おでんも集めてます。
こちらも良ければぜひ。

美味しいおでんの作り方メモ。

下ごしらえ

  • 味のしみにくい物には隠し包丁を入れる(大根、蒟蒻など)。

  • 大根は下煮しておく
    (下煮しないと、なかなか軟らかくならないのと、おでんの汁が大根臭くなる)

  • 大きな鍋を選んで汁はたっぷり、ゆったりと。

  • 煮えにくい、味のしみ込みにくい物から順番に

  • 時間に余裕のある時は、練り製品(さつま揚げ・はんぺん・すじ・つみれ)を入れる前までおでんを作ったら、いったん火を止めて冷ます。冷ますことで味が染み込む。
    食べる直前に再び温めなおして練り製品等を入れるとさらに美味しくなる。

  • 材料を入れたら弱火で、温める程度に。沸騰させると出汁が濁る。

  • 練り製品を入れたら絶対に鍋の蓋をしない。
    特にはんぺんなどは膨張する。

  • 煮すぎは禁物、
    特に練り製品には気をつける。

    おでんは長時間煮込めば美味しくなる、というのは間違い。

    煮込んで美味しいのは大根、牛すじ、卵、ちくわぶ、昆布、蒟蒻など。
    練り製品(さつま揚げ、すじ、つみれ)等は、煮すぎるとせっかくの美味しさが汁にとられる。汁は美味しくなるけど。

    練り物から出た魚の旨みが大根やこんにゃくを美味しく仕上げてくれるのも事実。

    元だしと言って前回に作ったおでんの残り汁を少しだけ(100cc位)濾して冷凍保存をしておき、煮汁に足すと大分味が柔らかくなる。

おでん作りの流れ

1)おでん材料の下ごしらえ
2)だしを作り味付けをして煮汁を作る
3)おでん鍋に煮汁を入れ、味のしみにくいものから順に入れていく(材料を入れたら絶対に沸騰させない)

練り製品を入れる前までおでんを作ったら、いったん火を止めて冷ます。
半日(最低1時間位は)寝かせる。(寝る子は育つ)
冷めていく時に味が染み込む。(おでんが次の日美味しいのと同じ)
後は食べる直前20分くらい前に練り製品を入れ温める。

時間のある時に作っておいて夜温めなおすというパターンが楽で美味しく出来るコツ。

1)おでん材料の下ごしらえ

大根

大根は2~3cm位の輪切りにし、厚めに皮をむき、面取りする。

残った皮は千切りにしてきんぴらに
面取りした端っこは塩一つまみとと昆布少々を入れ揉んでおくと浅漬けに。

十文字に隠し包丁を入れ、水から茹でる。
(お米のとぎ汁の時は良く洗い、後の水に放つ時間を長めにとる)
沸騰してから中火にして20分~25分位で、竹串がすっと通れば
水に放ってしばらく置く。←このひとてまで大根の臭みが抜ける

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https://niigatalife.hatenablog.com/entry/2017/09/20/203542

こんにゃく

蒟蒻は片面に隠し包丁を入れておくと味の染み込みが早い。
適当な大きさに切った後、湯でこぼす。

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「 唐辛子蒟蒻」も旨い。

じゃがいも

じゃがいもは茹でるより蒸した方が崩れにくい。

麦茶などを作るときに使う紙の袋「お茶ぱっく」に入れて煮るといい。

じゃが芋の変わりに里芋も美味しい。里芋は田楽みそをつけても美味しい。

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https://kurashi-hinto.com/potato-nikuzure-1787

にんじん

皮をむく
4~6つの乱切り、もしくわ2cm程度の輪切りにする

https://otafuku.ne.jp/menu/761255

玉子

玉子は茹でて殻をむいた後、大根と同じようにしばらく水に浸けて置く。
硫黄臭さが抜ける。

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https://odendane.com/oden-tamago/

がんも、厚揚

熱湯をかける。
めんどくさい時はキッチンペーパーで挟んで押さえるように余分な油を取る(結構取れます)

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https://lineblog.me/sirogohan/archives/67308566.html

少し下茹でしておくと煮汁が赤くならない。

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https://hamada.air-nifty.com/raisan/2016/09/post-3325.html

牛すじ

ゆでて串に刺しておき、作った煮汁を取り分けてコトコトと柔らかくなるまで煮る。

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https://www.sirogohan.com/recipe/gsuji/


2)おでん汁を作る

だしをとる

 昆布と鰹節

水10カップ(2リットル)に対して昆布10cm×2
削り鰹50g
(お蕎麦屋さんでよく使用している鰹節「厚削り」があればBEST)

昆布は表面の汚れをさっと拭き取る。
表面の白くなっているのは汚れではない。
切込みを数箇所に入れて分量の水と昆布を鍋に入れ火にかける。
(時間があれば作る1時間くらい前にお水の中に入れておくと、良い)

沸騰する前に昆布を取り出す。
湯温が60度~70度位が昆布の取り出しどき、それ以上の温度でぐらぐら煮ていると昆布臭さが出てしまう。
(目安としては鍋肌がぐらぐらしてきたとき)

沸騰直前に鰹節を加え火を止め、鰹が沈んだらふきんで漉す。


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https://www.soar103.com/blog/post-244/

 鶏がらだし

上記の出し汁に水2~3カップと下ごしらえをした鶏がらを加える。
鶏がらを叩いて熱湯をくぐらしきれいに水洗いした後、出汁に入れる。

最初は強火でひと煮立ちさせ、ワ~と出てきたアクを取り、後は弱火にしてこまめにアクをすくいながら煮込む。煮込む時間はさっぱりか、こってりかお好みで。

コクを出したいけど鶏がら出汁は面倒という時は、熱湯をくぐらせ水洗いした鶏手羽を2本くらい入れる。そのままおでんに入れておいてもOK

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https://mi-journey.jp/foodie/43529/

味をつける

関東風(醤油強め)

だし10カップに対して
醤油1/4カップ、みりん1/2カップ弱、塩適量

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https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00003632/index.html

関西風

だし10カップに対して
薄口醤油1/3カップ、酒大さじ1、塩小さじ2、砂糖少々

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https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/f285a86fa8d88dbfb4fff8454e505cb8.html

おでん屋さん風(甘みなし)

だしを濃いめにとり醤油少々(香りづけ程度)、酒大さじ1~2、
味付けは塩で(お好みの塩梅で)

煮込んでいるうちに味が濃くなっていくので最初は薄いかな?くらいで
※お酒、みりんは煮切るのがオススメ(煮切らないと酒臭さが出る)

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https://taptrip.jp/14721/

3)おでん鍋におでん汁を入れ順番に煮込む

おでん鍋に煮汁を入れる(ここまでは強火)

沸騰直前までいったら味の染みにくい大根、蒟蒻、ゆで卵、厚揚げなどをいれ40分程弱火で温めるような気持ちで沸騰させずに煮る。

柔らかい蛸足が好きなら、この時から入れる。

続いてジャガイモ、きんちゃく餅など
(あまり柔らかくしたくないけど味をしみ込ませたいもの)を入れさっと煮て火を止める。
半日(最低1時間)ほどおいておく。

食べる20分くらい前に温め直してさつま揚げ、つみれなど練り製品を入れる。

※途中煮詰まったら、だしを足して味を整える

さつま揚げ等お鍋に入りきらない場合は、しゃぶしゃぶの要領で随時足しながら食べても楽しい。

おでんの後に・・おでん汁の利用

おでんに茶飯(さくらめし)は定番。
おでんの後でその汁を使ってうどんや、おじやを作るという人も。

姫路おでん

最後に地元の紹介でも。

地元は姫路の近くです。名物は「姫路おでん」
生姜醤油をちょんちょんとつけて食べます。

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https://tanosu.com/gourmet/6295/


美味しいおでんの作り方メモでした。

あったまるよー

最後まで、読んで頂き、感謝です(ぺこり)。

・おでん鍋

いつか欲しい、おでん鍋たち。




ユニフレームのユニセラシリーズ持っていたら。

もはやおでん屋さん。


マガジン紹介 旬を食べる

旬を楽しむ。 食べ物にはそれぞれ、その食材が光り輝く時期がある。 春・夏・秋・冬の4つの季節。さらにそれぞれを6つに分けた24節期が日本にはあります。 いろんな食材ごとに、美味しく食べるレシピを集めるマガジンです。


冬食べたい食べ物とレシピ集

冬が旬の食材とレシピを集めてます。知ったら、作ったら随時更新します。

季節ズレとる!という方はこちらもどうぞ。
旬を食べるシリーズは、段階的に四季、二十四節気に分ける予定です。

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更新履歴

20201206 初版投稿

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