「東方の三博士」が幼子イエスのもとを訪れて礼拝したことを記念する日
昨年末に『クリスマスには続きがある』という記事で書いたとおり、1月6日はキリスト教の公現祭。主の公現、顕現日などとも呼ばれています。「東方の三博士」が、ベツレヘムで生まれた幼子イエスのもとを訪れて、礼拝したことを記念する日です。
日本では昨日の主日(日曜)に、公現祭のミサや礼拝をおこなった教会も多いと思います。年末年始を通して飾られていたクリスマスツリーやリースが仕舞われるのも、この時季。わが家でも明日、リースを仕舞う予定です。
私の場合は公現祭に何か決まった料理を食べるとか、そういうお祝い的なことは特にせず、クリスマスシーズンの終わりと、イエスさまの物語の始まりを静かに思います。
聖書によれば、東方の三博士が礼拝したあと、メシアの誕生をおそれたヘロデ王が、ベツレヘムの周辺にいる2歳以下の男の子をひとり残らず殺させるという悲劇が起こります。ヨセフ、マリア、幼子イエスの3人は、エジプトに逃れていたので無事でした。
こういう記述を読むと、公現祭は、クリスマスのように手放しで喜ぶのではなく、現実の痛みに目を向けて、人間の弱さや欲望、それによって生まれる理不尽な物事について考えたい、という気分になります。
ちょうど今日は、仕事はじめです。私もまた今年1年、自分の弱さに流されないようにして、できることをしていこう、がんばろう、と、ささやかに気持ちを新たにしました。
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