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いつかの宝石

誰でも
とりかえしのつかない傷を
後悔でいっぱいの過去を
ひとつやふたつ
ひきずって

忘れたはずの
   恋と一緒に



◇35年ほど前、高校生のときに書いた詩です。真剣に恋して失恋したり、人間関係で失敗して落ち込んだり、いろいろなことがありました。自分の弱さに負けて、ひどく悔やみ、自己嫌悪に陥ったことも。つらいことや悲しいことがいっぱいあったはずですが、当時は耐えがたいと感じたこともすべて含めて、いまはきらきらした宝石のように思えるから不思議です。

主は打ち砕かれた心に近くいまし、悔いる霊を救ってくださる。
(詩編34:19 聖書新共同訳)

 だから、いま苦しくても、忍耐して進もうと思うことができる。生きていれば、いつかきっと、いまを宝石としてふり返ることができる。希望とは、それを信じて、実現しようとしていくことではないかと思うのです。


◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、あい(ai_kotoba)さんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。

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