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新興医学出版社
2023年6月27日 10:44
専門家への最短ルートはTTPインターネットで情報収集が簡単になり、情報量も飛躍的に増え、どんな領域でも専門家を気取ることは簡単になりました。専門家の意見を徹底的にパクればいいからです。徹底的にパクることを僕はTTPと呼んでいます。ここ数年間の新型コロナウイルスの報道を見ても、誰かの意見をパクったようなお話ばかりで、専門家と称する人達はどこまで専門家なのだろうかと思うことも多々ありました。わ
2022年11月14日 16:18
11月11日は師匠、松田邦夫先生のお誕生日松田邦夫先生と僕の出会いは15年以上前。八重洲のビルで行われた松田邦夫先生の講義を僕が拝聴したのが始まります。当時は、漢方を本気で勉強し始め、数年が経過したところでした。多くの先生の講義はサイエンスを重視する僕の視点からはまったく理解できない現実離れした仮想空間の話でした。僕には到底納得できませんでした。いろいろな漢方の先生の講義を拝聴し
2021年10月25日 16:14
そこそこの今を平和に過ごしたいというホンネ日本社会は特に変化が嫌いです。多くの人は変化を直感的に嫌います。変化の向こうに何があるかわかりません。現状そこそこ問題なければ、変化なんか無理にしたくないのです。目立つのは嫌われる良い人に思われたければ、伝統を守って、過去を踏襲して、そして、そこそこの今を維持している振りをしておきましょう。目立つ人を日本社会はこれまた直感的に嫌います。です
2021年10月11日 20:23
僕の人生は外科医でスタート僕は良い外科医になるために懸命に修練しました。なんでもできる外科医を目指して一般・消化器外科を希望しました。一般外科には乳腺や内分泌外科、そして血管外科が含まれます。消化器外科は食道外科、胃外科、大腸外科、膵臓外科、肝臓外科等が含まれます。僕が卒業した慶應義塾大学医学部の外科学教室には、他に特殊外科として脳外科、心臓外科、肺外科、小児外科がありました。1
2021年4月19日 20:50
本邦初のセカンドオピニオン外来オックスフォード大学の5年間の留学から帰国して、一時的に時間にちょっと余裕ができました。そんなとき、本邦初のセカンドオピニオン外来を担当することになりました。がんのひとと死を語る僕は、そこで毎週10人以上の方を診察しました。多くはがんの患者さんですが、患者さんの家族と一緒にお話をうかがいます。60分近い時間があると、いろいろなお話を聞くことができます。日頃は立ち入
2021年4月12日 21:00
編集部からの今日のお題は僕には難題です。まず、僕にはプライドという意味がよくわかりません。そこで辞書を調べると、「誇り、自尊心、自負心」とありました。でも、僕に誇りとか自尊心、そして自負心はほとんどありません。つまり、そもそもプライドがないので、プライドを守る意味がありません。わざわざプライドなんて、野暮じゃない?僕がプライドを意識したことがないのは、プライドに頼らない人生を生きて
2021年1月19日 13:32
気軽な書き込みで便利になった!自分が噂の対象にされると面倒ですね。本の書評にいろいろと書き込まれたり、自分がかかわっているお店やクリニックなどの口コミ欄に投書されたり、SNSで個人的に攻撃されたり、ネット社会では、簡単に噂が広まるようになりました。拡散したら誰にも止められないそして噂は、噂からまた広がりますね。情報の真偽を確かめずに、それを真実のように語る人が少なくないからです。そしてSNSに
2021年1月12日 14:43
とうとう僕の身近にもコロナが迫ってきたよ僕が産業医として仕事をしている栃木県のクリニックで、年末にアルバイトの方の新型コロナウイルス肺炎感染が確認されました。約200人の職員やアルバイトの方が働いている職場です。アルバイト2人の感染が確認され、保健所から濃厚接触者と認定された人を含めて約10人が2週間職場を離れました。その後は、職員や患者さんの誰からも新型コロナウイルス肺炎は確認されていません。
2021年1月8日 13:21
正解なんてどこにあるの?これまで人生の先輩である親の言うことを聞いて、正解を叩き出す訓練をして、受験勉強に励んで、良い大学に入れば、定年までの収入と地位をほぼ確保できた時代は終焉を迎えています。僕たちが生きているこの時代に正解はなくなりました。代わりに納得解があるだけと思っています。納得解が正解であったか不正解であったかは、後になってはじめてわかることです。先が読めない時代にちょうど新型コロナウイ
2021年1月5日 09:55
コロナが全然おさまらない!新型コロナウイルス肺炎は収まる気配は微塵もありません。中国のように完全制圧をめざして、数十人のコロナ感染者が出ても、1,000万人規模のPCRを数日で行い、陽性者を2週間隔離するという作戦(年末の大連もそうでした)を行えば収まると思います。またいっそ何万人が死亡しようとも経済最優先で突き進むというのも1つの選択肢ですね。どんどん税金も必要になるよどちらに舵を切るにして
2020年12月25日 14:06
メディアの伝え方ひとつで緊迫ムードに新型コロナウイルス肺炎の勢いがまったく衰えません。新しいウイルスの変異株を持った人も国内で見つかるなど、本当に将来がわかりません。いろいろな情報はメディアから取ることが多いです。そして、そのメディアの伝え方もいろいろですから、そこから受け取る感覚もいろいろになります。読者をコントロールするヘッドラインの力読売新聞は「都内で新たに392人の感染確認、7日ぶり4
2020年12月21日 16:03
相手が話してくれるまで待つオックスフォード大学の留学前に結婚し、5年間英国で過ごしました。帰国を前に妊活を始めましたがそう簡単ではありません。その後数年、子どもに恵まれませんでした。母は決して「子どもはまだなの?」と僕たちに聞きませんでした。挨拶代わりに「子どもはまだなの? お母さんはお孫さんを見たいでしょうに」と言うひともいます。子どもがほしいのは誰よりも僕たちなのに。心ない質問に辟易とすること
2020年12月18日 15:03
僕の好きなオンラインサロン先日、尾原和弘さんと藤原和博さんの対談を聞きました。尾原和弘さんは僕のビジネスマインドの師匠で、僕の新刊「コロナで死ぬな!開業医」の内容の多くが彼の影響を受けています。そしてあとがきに彼への謝辞も記載させてもらっています。僕が大切にしている Serendipity を豊かにするために、まったく異なるジャンルの情報を仕入れるようにしています。そのひとつが尾原さんのオンラ
2020年12月14日 17:25
誰もやっていないなら僕がやります。僕は新しいことが好きで、誰もやっていないことにいつも興味があります。新雪を軽やかに滑るスキーヤーといったイメージの時もあれば、新雪をブルドーザーで少々強引にでもかき分けて荒野に道を作るといったイメージの時もあります。人がやっていないことをローンチ(始める)するのが僕の生き甲斐につながっています。外科医ながらサイエンティスト! 外科医なのに、30歳を過ぎて移植