![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59315095/rectangle_large_type_2_844e5271fd7462ca7ce241a79a40eac7.png?width=800)
【詩】劇的!~Twitterで書いた雨の詩5選~
雨が降り続く夜は長いね。
— 蜃気羊 (@shinkiyoh) July 14, 2021
君はそう言って
一緒に横断歩道を渡る。
信号と青色のネオンが
アスファルトに反射して
妙に未来を感じた。
この蒸した夜
あと何度、君の横に居られるのだろうか。
そう思った時
あと一歩、踏み出すことに躊躇いはなかった。
横断歩道を渡りきったあと、
君は笑った。#詩
めぼしい成果が無いまま今日も終わる。
— 蜃気羊 (@shinkiyoh) July 28, 2021
東京はいつも明るくて、
いつも、いつだって、僕らは迷子になりそうだ。
君とあの暗い路地を走りきろう。
怖くないさ。
神様は僕らのことを見放しはしないさ。
雨でサンダルはぐちゃぐちゃだけど、
白く反射する向こう側へ行こう。
手を繋いで向こうへ。#詩
霧雨がじっとりと不快。
— 蜃気羊 (@shinkiyoh) June 4, 2020
街にガスがかかり、車のヘッドライトが霞んでいる。
自分は優しい人間でありたいと思っていたけど、時間が経つとともに都会の汚さに染まって薄情で平らになった。
君の言った意味がわかったから、人間らしくなるために仕事を辞めて、山奥に行くことに決めた。#詩 #140字小説
雨に打たれ、
— 蜃気羊 (@shinkiyoh) June 4, 2020
ずぶ濡れでも平気なのは、無心のおかげ。
私はあなたに嘘をついて、
自由を取り戻したように感じた。
自由とは究極の独りぼっち。
商店街のスピーカーから「人にやさしく」が流れている。
私は人の心に寄り添うことを決意した。
あなたにも頑張れ!ってか。#詩 #140文字小説
夢のつづきは
— 蜃気羊 (@shinkiyoh) August 17, 2021
いつも雨で
夢で会うのは
いつも同じで
目覚めるたびにちっぽけに思う。
だから朝、晴れた空を見るとほっとする。
秋が始まりそうな高さが現実感を作る。
今のつづきは
いつも退屈で
今だに会うのは
いつもあなたで
会うたびに世界を狭くする。
そうやって寂しさを埋めている。#詩
最新の詩はTwitterで公開しています。
こちらをタップしてね→Twitter_蜃気羊
もしよければ、閲覧、スキ、いいね、フォローしていただき、蜃気羊と愉快な羊たちの一員になろう!
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?