【詩】劇的!~Twitterで書いた雨の詩5選~ 20 蜃気羊 2021年8月20日 17:11 雨が降り続く夜は長いね。君はそう言って一緒に横断歩道を渡る。信号と青色のネオンがアスファルトに反射して妙に未来を感じた。この蒸した夜あと何度、君の横に居られるのだろうか。そう思った時あと一歩、踏み出すことに躊躇いはなかった。横断歩道を渡りきったあと、君は笑った。#詩— 蜃気羊 (@shinkiyoh) July 14, 2021 めぼしい成果が無いまま今日も終わる。東京はいつも明るくて、いつも、いつだって、僕らは迷子になりそうだ。君とあの暗い路地を走りきろう。怖くないさ。神様は僕らのことを見放しはしないさ。雨でサンダルはぐちゃぐちゃだけど、白く反射する向こう側へ行こう。手を繋いで向こうへ。#詩— 蜃気羊 (@shinkiyoh) July 28, 2021 霧雨がじっとりと不快。街にガスがかかり、車のヘッドライトが霞んでいる。自分は優しい人間でありたいと思っていたけど、時間が経つとともに都会の汚さに染まって薄情で平らになった。君の言った意味がわかったから、人間らしくなるために仕事を辞めて、山奥に行くことに決めた。#詩 #140字小説— 蜃気羊 (@shinkiyoh) June 4, 2020 雨に打たれ、ずぶ濡れでも平気なのは、無心のおかげ。私はあなたに嘘をついて、自由を取り戻したように感じた。自由とは究極の独りぼっち。商店街のスピーカーから「人にやさしく」が流れている。私は人の心に寄り添うことを決意した。あなたにも頑張れ!ってか。#詩 #140文字小説— 蜃気羊 (@shinkiyoh) June 4, 2020 夢のつづきはいつも雨で夢で会うのはいつも同じで目覚めるたびにちっぽけに思う。だから朝、晴れた空を見るとほっとする。秋が始まりそうな高さが現実感を作る。今のつづきはいつも退屈で今だに会うのはいつもあなたで会うたびに世界を狭くする。そうやって寂しさを埋めている。#詩— 蜃気羊 (@shinkiyoh) August 17, 2021 最新の詩はTwitterで公開しています。こちらをタップしてね→Twitter_蜃気羊もしよければ、閲覧、スキ、いいね、フォローしていただき、蜃気羊と愉快な羊たちの一員になろう!関連記事 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 97,883件 #雨の日をたのしく 17,952件 #小説 #詩 #読書 #ポエム #私の作品紹介 #現代詩 #雨 #雨の日をたのしく 20 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート