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歴史の建設 アメリカ近代建築論壇とラスキン受容【東京大学出版会】

新建築社

江本弘 著
A5判/400頁/6,000円+税

19世紀から20世紀前半のアメリカ建築界がみせた「ジョン・ラスキン」という問題への異常な執着とは何か.アメリカ建築の出自と伝統を問う熾烈な派闘争のなか,ラスキンの思想がどのように参照され,批判され,忘却され,評価されたのかを綿密に追跡することを通して,近代建築史成立の根幹を描き出した画期的論考.

『建築の七燈』や『ヴェネツィアの石』などを著した建築理論家ジョン・ラスキン.本書はラスキン自体ではなく,19世紀から20世紀前半のアメリカの建築界のラスキン「受容」について語る.
当時の社会状況や出版背景などを丁寧に紐解くと,ラスキンを語った人びとの立場によって解釈がさまざまであったことが見えてくる.ラスキンを科学的・神秘主義的なゴシック建築理解者とする解釈があれば,機能主義の唱導者であったことを強調する解釈もある.
これまで目を向けられていなかったアメリカという地域史に目を向けることで近代建築史の違う様相が見えてくる.(fkd)


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