見出し画像

色んな「雨の日」の歌を。

こんにちは。桜小路いをりです。

ここ数日は、「今年の梅雨は全然雨が降らないな……」と思って過ごしています。
個人的には雨の日も好きなので、少し残念です。

せめて、聴く音楽では、梅雨を味わいたい。
そう思って、今回は様々な「雨の日」に合わせた楽曲を、私の独断と偏見と好みでセレクトしていきたいと思います。

最後までお読みいただけると嬉しいです。

ヨルシカ「六月は雨上がりの街を描く」

この雨はずっとやまないんじゃないか。
思わずそう思ってしまうほど、ずっと雨が続いているときに聴きたいのが、ヨルシカさんの「六月は雨上がりの街を描く」です。アルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されています。

深く深く街全体に染み込んだ雨の匂い、窓ガラスを流れ落ちる雨の雫が描く曲線、心に澱のように溜まっていく鬱屈とした気持ち。
それらがとめどなく浮かんでは消えていくような、流れるような曲調が印象的です。

ヨルシカ「雨とカプチーノ」

冷たい雨が降っていて、思わず温かい飲み物を淹れてしまうような日。そんな時に聴きたいのが、ヨルシカさんの「雨とカプチーノ」。アルバム「エルマ」に収録されています。

初めて聴いた時は「花散らしの雨」のイメージが強かったのですが、今は、あえて季節を限定せずに楽しみたい楽曲のひとつとなっています。この時期だと、白い紫陽花に降る雨のイメージで聴くのがお気に入りです。
ヨルシカさんの楽曲は、「ながら聴き」ではなく、しっかり腰を据えて、楽曲の世界観に没入して聴くのが好きです。

SixTONES 「Imitation Rain」

むしろ、雨の日にこの曲を聴かないと何だか物足りない気持ちになるほど、私にとって大切な楽曲でもある「Imitation Rain」。
個人的には、お天気雨の時に聴くと、「偽物の雨」の雰囲気がより出て好きです。

この曲のイントロを聴くたびに、私は、雨粒が落ちる瞬間をスローモーション撮影した映像を連想してしまいます。雨の雫のひとつひとつが見えるような臨場感、しっとりとした切なさと、力強い情熱が共存する、何度聴いても心を揺さぶられる1曲です。

まふまふ「栞」

晴れたり、霧雨が降ったりを繰り返すような梅雨の真ん中の日。まふまふさんの「栞」は、私の中でそんなイメージが強い1曲です。

霧雨など物ともせずに駆け抜けていくような疾走感と、雲の隙間からゆっくりと射しこむ陽光のような希望が見えるあたたかさが、とても好きです。
また、痛みと切なさを優しさがそっと包むような歌詞も、どこか気分の沈みがちな雨の日にぴったりだと思います。個人的には「逆さまの時計は右回りのまま 今日を残した栞もない夢」という歌詞がいちばん好きです。


以上、私の「雨の日」に聴きたい曲をご紹介しました。

私のその曲へのイメージや想いにまつわる説明が多かったと思うのですが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を読んでくださっている皆さんに、憂鬱な「雨の日」を彩る、素敵な音楽との出会いがありますように。


今回お借りした見出し画像は、紫陽花の写真です。ふんわりとした優しい色合いに惹かれて、選ばせていただきました。五月病を引きずってしまい、梅雨の時期は気分が沈みち。でも、そんな雨の中でも凛と咲く紫陽花を見ると、少しだけ元気が出てきます。


この記事が参加している募集

#雨の日をたのしく

17,049件

#私のプレイリスト

10,868件

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。