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着物初心者の「着物への想い」

こんにちは。桜小路いをりです。

「私の好きなもの100個」の記事でもご紹介しましたが、私は着物が好きです。
もっとも、まだ自分で着付けるのは勉強中なのですが、いつかは、さっと着物を着て、ご近所におでかけできるような人になりたいと思っています。

今回は、そんな着物初心者の私が、着物のどんな魅力に惹かれたのかなど、着物についてのアレコレをご紹介していきます。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。

私は、着物は「最大限の自分らしさを身に纏える」ツールだと思っています。
もちろん、格の高い着物を着る場に招かれているときは、自分よりも主役が目立つようにしなければなりません。でも、普段着ならば、思う存分、自分の好きなコーディネートを楽しむことができます。

和服は、同じ着物を着ていても、帯や半襟などの小物を少し変えるだけで、がらりと印象が変わります。
様々な小物を使うので、少し工夫をするだけで自分らしい色柄を採り入れることもできますし、誰かと全く同じコーディネートは絶対に組めません。
だからこそ、「自分だけの自分らしさ」を纏うことができるのです。

以前、着物屋さんの方に「着物は左前(死装束と同じ前合わせ)じゃなかったら何をしてもいい」と言われたことがあります。

最近は、襦袢(着物の下に着る下着)の代わりにレースのブラウスを着たり、袴でなくても、草履や下駄の代わりにブーツを履いたりと、和洋折衷なコーディネートをよく見かけます。中には、袴の代わりにロングスカートを合わせるモダンな装いもあったり。実際に着るのはハードルが高くても、コーディネートを考えるだけでもワクワクします。

着物は、どうしても所作や仕草に気を遣う必要があるし、着付けも覚えるのに時間がかかります。私自身、まだまだ勉強中です。

けれど、着物を着ていると嬉しいこともありますし、学びもあります。

以前、浴衣を着て、近所のショッピングセンターに行ったときのこと。
私は、紺地にカラフルな水風船が水彩タッチで描かれた浴衣を着ていたのですが、そのとき、親子連れのこんな会話が聞こえてきました。

ヨーヨーの浴衣かわいいね。
あのおねえさん、素敵だね。

小さな女の子に、そう話しかけるお母さんがいて、とても嬉しかったのを覚えています。

それと同時に、「あの子が見る和服を着た人は、私が初めてかもしれない」と思いました。
小さな子だけでなく、外国から来た方なども(今は新型の疫病の影響で数は少ないですが)、もしかしたら初めて和服の人を見るかもしれない。それが私ならば、恥ずかしくない着物の着方をしなくちゃ。
日本で脈々と受け継がれてきた文化を纏う、とはこういうことか、と思ったのを覚えています。

着物を着ている人は、やはり街中で目立ちますし、それが素敵な着物を着て、しゃなりしゃなりと歩いていたら尚更です。
私自身、成人式のシーズンに見た艶やかな装いの振袖や、夏に見た粋な装いの浴衣のコーディネートは覚えていることもあります。

ちなみに、個人的には、YOASOBIのikuraさんの成人のときの振袖の装いが好みです。

ikuraさんの振袖姿

古典柄の振袖と、鮮やかな緑色の豪華な帯、髪型は派手すぎず、すっきりまとめているのがお洒落です。お花を飾っているのがモダンで可愛い……!

伝統的な美しさも大切にしつつ、華やかさとお淑やかさがあるスタイリングが好きです。

私は、着物に興味をもつようになって、和柄の意味などにも少し詳しくなりました。
季節ごとに、どんな柄の着物を着ることができるのかなどの細かいルールもあるので、基本の柄は覚えています。
「鬼滅の刃」も、そのお陰で面白く見ることができたり。
日常に潜む和柄にも、ひとつひとつ意味があると思うと、なんだかロマンがあります。
視野が広がるのも、着物の魅力のひとつです。

最近は、YouTubeでも気軽に着付けを学ぶことができたり、紛らわしい着物の格についても、簡単にまとめてくれているサイトがあったりと、着物を学ぶハードルが低くなっています。

いつか、自分用の可愛い小紋や、お洒落な帯をお誂えしてみたいな、なんて思ったり。
とりあえず、今はカジュアルな着物にも、ちょっとした洋服にも使えそうな可愛いカバンを探し中です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
着物の魅力が、この記事でほんの少しだけでも伝われば嬉しいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。