比べないことは、リスペクト。
こんにちは。桜小路いをりです。
私は常々、「比べない文章」を書くことを心がけています。
カバー曲をご紹介するときなどは、オリジナルと対比させることもあるのですが……どちらかを落としているように読めることは、絶対に書かないようにしています。
その理由は、「紹介したもの、人」に対して失礼だからです。
それは、「下げた」ほうに対して失礼、というだけでなく、相対的に「上げた」ほうにも失礼に当たるから。
私自身は、「何かを下げなきゃ良さが語れないのは、私が『それ』についてよく知らないから」ということを、よく自分に言い聞かせています。
私は、「比べないこと」は最低限の「リスペクト」だと感じています。
これは、私がnoteで文章を書くうえで、すごく大切にしていることです。
でも、実はこれって、「自分自身」に対しても言えることなんじゃないかな、とも思います。
たとえば、誰かと自分の能力を比べて、自分を卑下してしまうとき。
たとえば、誰かが持っている物と自分の物を見比べて、落ち込んでしまうとき。
たとえば、誰かと自分の状況を交互に眺めては、溜め息を吐いてしまうとき。
そういうときって、「自分」に対しての「リスペクト」ができていないときなのではないか、と思います。
「リスペクト」は、確かに、他の誰かに向けるものではあります。
でも、まず「自分」を「リスペクト」できていないと、「こんな自分に見上げられたって……」と、他の何か、誰かにすら「リスペクト」を贈れない、という事態に陥るのではないでしょうか。
それは、自分に対しても、自分が「好き」という想いを向けている「誰か、何か」に対しても、とても寂しいことなんじゃないかなと思います。
比べないことは、「リスペクト」。
それを、誰かに向ける前に一度立ち止まって、「自分にその矢印が向いてるかな?」と確認する。
ついつい忘れがちになってしまうことですし、とても大切なことだと思います。
もっと自分のことを「推して」いいし、もっと自分を「リスペクト」していい。
私は、落ち込んだ日もそう考えて、できるだけ「推せる自分」で文章を書くようにしています。
そのほうが、素敵な言葉が思い浮かぶ気がするので。
そういえば、マンガ『メンタル強め美女白川さん』で、「安心カード」というものが紹介されていました。
「安心カード」とは、落ち込んだ日に見るための「ポジティブな言葉」を書いたカードのことです。(これが紹介されていたのは第三巻ですが、全巻、すごく素敵なので未読の方はぜひ。おすすめです。)
主人公の白川さんは、落ち込んだときにそれをタロットカードのように捲って、元気をチャージしているとか。
今度、作ってみようかな。可愛いカードを探しに文房具屋さんに行くところから始めたいと思います。
誰かと自分を比べて、優越感で自己肯定感を上げるんじゃなくて。
自分の気持ちは自分自身で上を向かせて、楽しく歩いていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。