理学療法士失格
朝、着替えていると、服を着るのがきついことに気付いた。
ウエスト部分もきついし、腕のところもきつい。特にここ1週間きつい。
「何か今週太ったみたい」と言ったら、
「けっこう前からだよ」と夫に言われた。
自慢させていただきたいが、私は人生この方太ったことがない。暴飲暴食をしても、変な時間にラーメンを食べても、お昼休みにみんなが食べられなかったおかずをフードファイター並みに食べても一切体型が変わらなかったのだ。
それがこの1週間確実に太った(夫曰くもっと前かららしいのだが…)仕方ない。もうすぐ40なんだ。むしろよく頑張った方だ。
試しに下着姿で横から写真を撮ってもらった。
「こ…これが…あたい!?」
そこに写っていたのは試合に負けて肩を落として控室に帰っていく中年レスラーの姿だった。私が常々目標にしているのは、背筋がピンと伸びていて華奢でかっこいい女性なので、真逆の方向性に向かっている現実を受け入れなければならなかった。
そう言えば、何をしても太らなかった為、完全に調子に乗っていた私は、
「太ってる理学療法士って自己管理できてないってことでしょ?そんな人に診てもらいたくないし、理学療法士失格だよね〜」
と、めちゃくちゃ調子こいた発言をしていたのを思い出した。だとすれば今の私は理学療法士失格なのである。
一度脂肪がついてしまっては元に戻すのは非常に大変だ。今なら間に合う(はず)。筋力を付けよう。代謝を上げよう。ただの中年BBAになるか、カッコいいミセスになるかの分岐点に立っている私は、本日より鬼トレを始めることと、食事に気を付けようと誓ったのであります。(ビールは絶対やめません)
理学療法士失格にならないためにも……
読んでいただけるだけで感謝感激雨嵐です!! いただいたサポートで飲みに行きます!嘘です!いただいたサポートで新たな体験・勉強をし、それを漫画エッセイにて還元させていただけたら…と思っています。