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小山伸二
2016年8月22日 22:13
西瓜を食べよう袖口を甘く濡らしても砂浜にはほど遠いこの町で木陰をもとめる犬になまぬるい風が吹く水を置いた食卓どこかで風鈴がゆれるきみの寝息をもっと近くで感じたい本のつづきを読むあいだ雲の動きが気になってしかたがない遠い時代を呼んでいる嵐も近いのだろう八月の秘匿されている宝物それを狙う夏の盗賊たちつくるのではない気づくだけでいいというルールこの町でなにかが始まって
2016年8月21日 00:08
雲が映り込んでいるビルディングにつよいひかり眩しくてラブロックかたいきずなやわらかい風に揺れてラブロックきみとぼくのなまえいちどしかない人生をいま生きている実感してるよいまをラブロックしなやかでとかれることのないむすばれた魂を