小山伸二

出版社・書肆梓、主宰。詩人。コーヒー文化研究のテーマは「酩酊と覚醒」。で、気分は、cloud nine。詩集『さかまく髪のライオンになって』『僕たちはどうして哲学するのだろうか。』『雲の時代』(書肆梓)、『きみの砦から世界は』(思潮社)絶賛発売中!

いよいよ、コーヒー本、発売へ

9月1日、いよいよ『コーヒーについてぼくと詩が語ること』(書肆梓)が発売になります。 みなさま、お楽しみに!

離れる

北の花園から 土砂降りの境内まで 血を吐いてみせた 役者の顔も忘れてしまった きみとの紅色のテント 乳飲み子との別離 声にならない嗚咽の響きは 一篇の詩をなしたのか …

島の詩

空港から二時間ほど走った島の突端 サンセットホテルのバルコニーからは 砂浜につづく道がある だれもいない浜辺 虫がたくさん死んでいた 笑いながら 野草を煎じる女たち …

鰹節のうた

波を切って泳ぐものたちが 月に照らされる 誰も知らない夜もある 海で世界とつながっている 結びのことば 意志のひかりをかたくとじこめて 息をひそめる小屋のなかで…