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#2心が軽くなるマインドフルネスの基本態度【評価判断しない】

※この記事の内容は以下から音声で聞くこともできます。

みなさんこんにちは。
マインドフルネス講師のゆうすけです。

今回は、マインドフルネス瞑想の中心的な概念である「評価判断しない」ことについてお話しします。

マインドフルネスストレス低減法では、マインドフルネスを「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義しています。

この定義の中で特に重要なのが、「評価判断しない」という点です。

私たちの脳は、人や物事を「好き」「嫌い」「良い」「悪い」とラベルを貼って分類します。

なぜ脳がそんなことをするのかというと、

脳はサバイバルシステムであり、その一番の使命は、生命を存続させることだからです。

生き残るためには、

「危険を最小限にし、利益を最大化する」

ことが最も大切なので、私たちの脳は周囲の状況を常に「それが自分にとって良いのか、悪いのか」とスキャンしています。

なので、何かを見た瞬間、誰かが意見を言った瞬間、人と出会った瞬間に、自分が気づかない無意識レベルで、反射的に、良い、嫌、好き、嫌いなどと価値判断を下してしまいます。

すると、自分の思い込みや偏見といったフィルターを通して世界を経験することになり、物事本来の姿や価値を見抜けなくなってしまいます。


例えば、こんな経験はありませんか。

初対面で誰かと話す機会があった時、その人の服装や振る舞いがあまり好きではないと感じ、話半分で会話をした。

その会話の後、友人から、その人が実は素晴らしい経歴の持ち主だと知らされ、もっとちゃんと話を聞いておけばよかった、と後悔した、というようなことです。

私たちは無意識に色のついたメガネをかけて、世界を自己中心的に解釈してしまいがちです。

マインドフルネス瞑想によって培われる「評価判断しない」姿勢は、そのようなメガネをかけている自分に気付き、メガネをとって、ありのまま、物事本来の姿を観ることを可能にしてくれます。


また、「良い」「悪い」「好き」「嫌い」といった評価判断が心の中を支配していると、1日の中でその勝手な評価で感情が不必要に振り回されてしまいます。

例えば、ある朝の瞑想が「良い感じにできた」と感じ、気分よく1日を始められると思う日もあれば、「今日は全然うまくできなかった」と気分が落ち込む日があるかもしれません。

心を落ち着かせ、物事を冷静に観るためには、評価判断しないことが必要不可欠です。


では、どのようにして評価判断しないようにするのか。

それは、「評価判断する自分に気づく」ことです。

先ほどの例で行くと、「あ、今この人のことをよくないと思って話を聞いていたな」「自分は今の瞑想はうまくできなかったと思っていたな」と、気づくのです。

気づいた瞬間、あなたは次の自分の姿勢や考え方を自分で選ぶことができます。

気づきは、自分に選択肢を与えてくれます。

「せっかくの機会だからこの人の話をしっかり聞こう」

「瞑想には良い、悪いはないから、これはこれでいい」

という具合に、自分が望む方向へ自分で舵を切るんです。

ポイントは、気づいたあとに、自分が評価判断していたことを、「あーだめだ、判断してしまっていた」などと、さらに評価判断しないことです。

大事なのは、気づくことです。


さて、じゃあ評価判断しないでくださいね、といってもなかなかできません。

特に最初は瞑想中に嫌でも評価してしまう自分に出会うでしょう。

でも、それでいいんです。「評価判断しない」という姿勢はマインドフルネス瞑想を継続して行うことで育まれるものです。

評価判断して、それに気づいて、また評価判断して、それに気づいて…

と繰り返して行くと、次第に気づくことがうまくなり、評価判断することが減っていきます。


最後に私なりのコツを一つ紹介します。

マインドフルネス瞑想に関して、「うまくできてる」「できてない」「効果があある」「ない」などどうしても評価判断したい思考が出てきてしまう方は、瞑想を実施する明確な期間や時間を決めましょう

期間内は評価判断せずとりあえず行い、期間が終わった後にその価値を判断する、ということです。

例えば、100日間行う、50時間行う、などです。

期間や時間を決めるメリットは、ゴールがあるのでモチベーションが維持しやすいということです。

何かを続ける時には、手に届く目標が必要です。瞑想には本来ゴールはありませんが、瞑想初心者には、ゴールのないマラソンをいきなり走るより、ゴールテープが見える距離をまずは走ってもらうことがおすすめです。

また、「評価判断しない!」と、欲求を無理に押さえつけるのではなく、行う時期を後にズラすことで、自分の欲求をうまくコントロールできます。


ということで、今回は、マインドフルネス瞑想の中心的概念である「評価判断しない」について話しました。

マインドフルネス瞑想で、評価判断している思考に気づくことが大切です。

気づきを大切に、マインドフルネス瞑想を行いましょう!

もしよければ私の瞑想音声で瞑想してみてください。

それではまた次の記事でお会いしましょう!
マインドフルネス講師のゆうすけでした。


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