失敗したとき地位や立場を気にせずに、包み隠さず話すことができるか
こんにちは、守屋です。
企業や団体、組織において失敗はつきものです。ポジティブな場合もあればネガティブな場合もあります。地位や権力を手にした人間にとって、失敗が発覚した場合、取る行動は2つです。
1.失敗を包み隠さず公開する
2.失敗は無かったと隠ぺいする
前者は公開した瞬間、物凄い勢いで批判を受けます。しかし包み隠さず話すことでその後、経営に問題が無ければ良い評価を得ることに繋がる可能性があります。
後者は失敗しても公開することが無いので世間が気付くことはありません。ですが時間が経過し発覚した場合、その代償は欺いた時間以上に倍になって企業や団体に降りかかってきます。
失敗したとき、何を基準にするかで行動が変わる
子どもが家庭内でお父さんが大事にしているグラスを割ってしまいました。すると子どもは「怒られたくない」という心理から隠そうとします。その一方である子どもは「お父さんに嘘をつく、隠したまま過ごすことの方が辛い」と考え隠さずに話す決意をします。
これは過去に「怒られる経験」「何かの行動に対して怒られている姿を目撃している経験」が多ければ多いほど子どもは嘘をついたり隠そうとするものです。なぜなら怒られることが分かっているからです。「怒らないから話してみて」と親が伝えても怒ることを理解しているのです。
そのような経験が軸になれば大人になっても地位を守るため、怒られないため隠ぺいしようという気持ちが先行します。逆に「企業を第一に考えている。」「組織がいつも中心にあるべき」と自分の立場より守るべきものがある。信念がある。という場合は、包み隠さず話すことの方が、後々良い結果をもたらしてくれると考えるはずです。
投資家ウォーレン・バフェット氏は株主総会で株主の質問には時間の許す限りすべて答えるとのことです。
株主に対して誠実に接していれば、めぐりめぐって経営者の利益になります。株主をあざむくと、いつの間にか自分自身をあざむくことになりかねません。バフェットは、人を評価するときにはポイントが3つあると言っています。「誠実さ、知性、そしてエネルギーです。しかし、もし誠実さが欠けていれば、知性とエネルギーがとんでもないことをしでかすでしょう」。
誠実であること。心がけている人は多いかも知れません。ですが、本当に誠実であるべきかが問われるのは失敗したとき、過ちを起こしてしまったとき。どんな行動を取るかで分かるのではないでしょうか。
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