単体で仕上げる仕事の価値が、二極化し始める
こんにちは守屋です。
仕事において重要なことは得られる結果や価値、そして満足度など様々あるかと思います。
そんな仕事も今の時代、二極化が進んでいるように感じます。
そもそも、本当に自分が仕事だと思っているものは「仕事」なのか「作業」なのか区別がつかない人も多いかと思います。
「作業」とは、事前に定められた手続きとゴールに向けて行う活動のことです。一方で、「仕事」は、その結果によって誰かに価値を届けるための活動です。 「仕事」と「作業」は違うもの
仕事の今と昔。価値を届ける過程に参加型が主流に。
昔はサービスでも商品でも、会社の中で試行錯誤し作り上げて世に出し、ヒットして愛されることで価値を届けたことになりました。
もちろん改良を重ねて今も継続するヒット商品やサービスなどありますが、やはり仕事というのは完璧な状態で届けることが主と考えられていました。
ですが、今現在は組織以外の多くの人が作る過程に参加することが容易になり、自分も参加者の一部として加わることを求めています。
クラウドファンディングなどのサービスでは多くのサロン、ラボに参加し、そこから作品を作っていくことが頻繁に行われています。
参加して作り手に加わることで、よりファンになる
下記の記事はキャンプファイヤーというクラウドファンディング「フットボリスタラボ」のメンバーが書かれたものです。
酷暑サッカーにはお金がかかる。ある高校サッカー部監督の提言
この方はサッカー部の監督であり、見る限りではフットボリスタのライターを仕事にしている人ではありません。
ですが、多くの人が共感を得ていることを考えると、監督の立場だからこそ気付ける問題があり、それをフットボリスタラボで共有したことで形になったと考えられます。
つまり、今までは傍観者であったものの、作り手となり仕事に参加することで、新たな価値を生み出すことを経験できたわけです。
逆に単体として仕事とする場合、それは完璧なものであればあるほど価値を生み出すことは言うまでもありません。
写真や芸術、料理など様々なものが単体で価値を届けられるのであれば、それは多くのユーザーに響きます。
その為、今後は周りを巻き込んで参加型の仕事をしていくのか、それとも単体として完璧な価値を提供していくかの二極化がさらに広まっていくことが予想されます。
どちらにも良し悪しはありますが、単体の場合は自己責任であり、周りに迷惑をかけることはありません。
逆に参加型の場合は、自分自身に大きな影響力がなかったりコミュニティが大きくなるにつれて参加している価値が薄れていく場合もあります。
ぜひ、自分にはどんな風に仕事をするのが一番良いのかの参考になればと思います。
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