上村信吾

1966年生まれ。兵庫県在住。 知的障害の方と一緒に働いています。 野球とソフトボール…

上村信吾

1966年生まれ。兵庫県在住。 知的障害の方と一緒に働いています。 野球とソフトボール好きな 左投左打のただのオッサンです🙇

最近の記事

たった一枚のCDからの物語

最近車の中で流してる曲の中に「連れ出してこのまま戻る気はないわ♪はじめての自由と出掛けたいの♪ふたりで♪」という歌詞から始まる歌があって気になっていた。 曲名も、誰が歌っているのかも知らなかった。 ところがある日、あるnoterさんの記事の中でその曲を紹介されてた。YouTubeまで載せてられた。そのYouTubeを見て、あっあの歌や!と知った。JUJUさんが歌われてる「こたえあわせ」って曲だった。 車の中で聴くその曲は途中で切れて、また次の曲になる。そんな感じで流れてい

    • 飛龍の滝と精霊

      のどかな田舎にあるこの滝に行ってみようと思ったのは、これまた田舎のど真中に腰を下ろしておられる花畑「ちづちゃんの花畑」 の喫茶室へ珈琲の粉を買い出しに(一回/月)行った時に偶然そこに居合わせた方にすすめられたからだ。その方は元特別支援学校の先生らしく、以前にもその喫茶室で会って色々とアドバイスしてくれた人。その方が僕を見るなり「うわぁ~凄く疲れてる」って仰った。僕としてはそんなに自覚症状はなかったので 「へぇ~そうなんや」と他人事な返事を返した。あなたは布袋さんタイプ。他人

      • 『とてつもなく大きな一票』 絶対にあってはならない事だと思うが 政治家の方々にとっても我々国民にとっても とてつもなく大きな一票を投じたと僕は思う。

        • そこにイマスよ

          夏は怪談と言う事で、実際に自身で体験したのは2度。1度目は高校の部活帰りの事。時間は夜の9時頃だったと思う。JR竜野駅で降りて自転車漕いで約15分。家に辿り着く手前でヒトツだけ峠を越える。もしかしたら峠と呼ぶにはレベルが低いかな…。ただの坂ですな その坂の名は確か鳥坂峠トリサカトウゲだったと思う。坂も峠もどちらも正解(笑) 周りの人は皆「トッサカ」と言っていたので自然に僕もトッサカと言っていた。普段は勢いをつけて立ち漕ぎでなんとか越えれるのだが、本物のケツバットを三発ほど

        たった一枚のCDからの物語

        • 飛龍の滝と精霊

        • 『とてつもなく大きな一票』 絶対にあってはならない事だと思うが 政治家の方々にとっても我々国民にとっても とてつもなく大きな一票を投じたと僕は思う。

        • そこにイマスよ

          本音と愚痴と礼儀の事

          『I上のおばはんが持って来た手作りの和菓子が甘すぎてクソ不味いし、余ったやつを食べ食べ言うてまた回して持って来るし困ったんや。』 極力実際に山ちゃんが喋った言葉に近づけて書きました山下君の愚痴である。 知的なハンデのある仕事仲間でもあり友人でもある山下君と三浦君は毎月一回の掃除に学ぶ会に参加している。一足先に(笑)僕はズル休みして、かれこれ二年くらいになる。しかもハッキリと「来月からズル休みします!」と宣言して。 その会に参加して明くる日の月曜日に職場で会うと上記の愚痴を

          本音と愚痴と礼儀の事

          愉快な仲間達との会話(採血編)

          どないしたん?そこ。って山下君が言ってくれてから会話が始まった。ひっちゃかめっちゃか過ぎておもしろかったので書いてみます。以下99%実話です。登場人物は(上)→うえむら(私)。(山)→山下君。(三)→三浦君。久しぶりに山下君と三浦君の登場です。ちなみにこの二人には知的なハンデと自閉な症があります。もうかれこれ15.6年の付き合いになる家族のような仕事仲間です。彼等としか僕もそんな会話はできませんが、今まで付き合ってきたからこそ出来る会話でもあります。お互いに気を使ってたら出来

          愉快な仲間達との会話(採血編)

          抱きしめてもらって流せた涙

          GWの中日に、ちょっくら珈琲でも飲みに行くかい高松まで?と提案してみたけど今回はバッサリ断られた。よって近くでお茶をしばき、買い物に寄って、最後に母の友達の所へ寄って帰った。冒頭の画像がその時にこそっと撮ったものだ。背中を向けてるのが母81歳。こちらを向いて母を抱きしめてくれているのが年下の友達のK西さん。この方も見えない何かの御力をお持ちの人だ。何日か前にKさんが訪ねてきてくれたのだが、留守をしてて会えなかったので、そのお返しに寄って欲しかったらしい。 何も喋ってないのに

          抱きしめてもらって流せた涙

          鎌倉殿と組織の闇

          若い頃はほとんど見ようとは思わなかった大河ドラマだが、ここ十年くらいは見逃さないように見ている。あの走る人のやつは興味なかったけど…。 そして今は鎌倉殿。長澤まさみさんの語りから始まる。この低音の語りがとても心地いい。何でも出来てんやな長澤さんスゴいです。僕もやってみたい。そして源氏の棟梁源頼朝を大泉洋さんが笑いも織り混ぜながら熱演されている。とても似合ってるし良い味を醸し出されてるな~と思う。がしかし、最近は憎たらしくなってきた。 「人の世を治めるには鬼にならねばいかん

          鎌倉殿と組織の闇

          ナナと母との絆。それぞれの決断(別れの日)

          このNOTEで出会わせてもらったローローさん。この方の記事を読ませてもらって知った。この世には喋る猫が存在している事を。 僕自身は実際その猫に会った事もないけれど、ふむふむ…あり得るなと感じた。 なぜなら、その昔上村家でも猫を飼っていた事があるから。ナナと名付けたその猫は女の子で母とだけは意志疎通が出来ていたのを見てたから。 決して会話をしてる訳ではないのだが、母が話しかけると、基本「ニャ~」の返事だが、それが長かったり短かったり音色が違ったりしていた。色んな「ニャ~」を

          ナナと母との絆。それぞれの決断(別れの日)

          親父がボソッと呟いた願い叶いましたスペシャル

          昨年の11月で81歳になった親父。その頃ちょうど運転免許証の更新の時期だった。今のご時世、後期高齢者の事故も増えて免許証は返納しなさいと息子達に言われる家庭も少なくないと聞く。だが上村家は真逆を進んでいる。乗れ乗れと。それと、母と2人で病院に通うのもあるし。2人とも同じ病院に通うように最近なった(母の病院に統一)。親父が車に乗れなくなると僕が送って行かないといけなくなるからという長男の悪巧みもある(笑) でも免許が更新出来たからといって油断は禁物。長年無事故無違反であろうとも

          親父がボソッと呟いた願い叶いましたスペシャル

          DVD鑑賞の残響

          ほとんど洋画とか見ない僕に、昨年末「もしよかったら見てみて」と会社の同い年の役員の人から「GOT」と書かれた大量のDVDを貸しつけられた。ゲームオブソローンズという海外版明治維新な感じの物語だった。 それにしても強引やな~と思ったのだが、まぁそない言うてんやったらちょっとだけでも見たるわと思い見てみた。 これがはまった。 話の流れも人物も部族(藩)もほとんど理解できてないのに何故かしら次が見たくなるしろものだった。日本で言うなら薩摩藩、長州藩、土佐藩、会津藩 、政府軍と

          DVD鑑賞の残響

          2022元日 コナンからの金賀新年

          新年明けましておめでとうございます。 毎年12月31日の朝8時には実家に集合する。 ここ2年程はコロナもあって弟家族からは弟だけが先陣を切ってやって来る。僕は僕だけぇ~。おはよ↔️おっおはよとやりとりしてから珈琲で乾杯。少しの雑談の後、兄弟二人で家の周りに塩と酒を撒く儀式に向かう。地の神さんに今年も一年ありがとうの意を込めてという事だろうと思う。親父曰く家も筑百年は経ってるらしいのだ。確かにボロボロだ。 お清めの儀が終わると、しばらく親子水入らずの時間になる。弟は朝御飯を

          2022元日 コナンからの金賀新年

          うわぁ~そんな事できるんですか

          「俺が見てもいいの?」と、知的なハンデのある山下君と続けてきた勇気のノートを読んでくれた工場長。大学ノート53冊分が入ったカバンを台車に乗せてゴロゴロゴロゴロと返しに来て下さった。わざわざ。「上村さん!読ませていただきましたよ!」の言葉と共に 「もし俺がさぁ山下君の立場だったらどう思うと言うのを改めて考えさせられたよ」とも言われた。山下君がもっと作業しやすくなるように我々も考えるよ。今使ってる機械も古いし、新しい機械を、もっと簡単に操作できる機械を導入するよ

          うわぁ~そんな事できるんですか

          五十鈴川での行と日本シリーズ

          接戦熱戦超激戦の末、ヤクルトが栄冠の座をつかんで日本シリーズは終了しました。両チームの関係者及び選手の皆様、感動をありがとうございました。冒頭の画像は、その昔オリックス対ロッテを見に神戸のグリーンスタジアム(現ほっともっとフィールド神戸)に行った時のものです。あの偉大なるイチロー選手の「ものだけに」に失礼ぶっこいたのは、この山下君だけかもしれません。「行った事ないから行ってみたいわ」この三浦君の一言がきっかけで行く事になったのだが…。 な・に・や・ら怪しげな視線の先には……

          五十鈴川での行と日本シリーズ

          俺が見てもいいの?って人が久しぶりに現れたのだ!

          adidasの可愛いカバンに詰め込んで家に置きっぱなしにしていた「勇気のノート」 ひっさしぶりに、そのカバンごと会社に持って来た。 こんな機会は、もうないかなと思ってたので 『積み上げてみたよ!全冊集合!』とばかりにパシャっとね。全部で52冊ありました。 一冊紛失してるから、ホントは53冊なんだなこれが。懐かしいなぁと思いながらペラペラとロシアンノートみたいに読んでみた。 これが初代勇気のノートです。や→う→や→うって書いてるのは、山下君に最初に説明する

          俺が見てもいいの?って人が久しぶりに現れたのだ!

          その人の話。からのゲームの話

          そのひとは、ありがとうを言えない。いや、言わない。特に、知的な障害を持った人から何かをもらった時。そのひとの、そういう態度をみると、そのひとの内面が見える。そういう健常者と障害者が共存して行くのだからもうすでにそこで問題が発生している。もしかしたら、そのひとは、障害とか関係なく、相手を見ての事かも知れないけど。詳しくは話してくれないからわからない。ありがとうくらい言うたら?って話しも何回かしているが、やっぱり、その相手だと言わない。 ただ嫌いなだけ? それやったらええって

          その人の話。からのゲームの話