6.悩み、考えた1年間。

皆さんこんばんは！

前回は怪我からの復帰。そして天皇杯出場などを経験した大学2年生について書きました。個人的にも充実した1年だったかのように思います。今日は大学3年でのキャプテンの経験やその中で感じていたこと、今も生かされていることなど書いていきたいと思います！

3.任されたキャプテン。

　3年生に上がる頃、その1年を戦うカテゴリーが発表されました。今年こそはと期待していましたが、名前が呼ばれたカテゴリーは2年時のCチームから１つ上のBチームでした。またもやトップチームに行くという目標は叶いませんでした。この時の気持ちはショックというよりも早く活躍してトップチームに行こうという感じだったと思います。

　カテゴリーに分かれて何日か練習していたある日、練習前にトップチームのコーチに呼ばれました。告げられたのは『キャプテンをやってくれ』ということ。マジか。。正直本当にやりたくなかった。そんなタイプでもないし、個人でのアピールだけで必死な中、キャプテンでチームをまとめるとなると負担も増えるし、余計なストレスは感じたくなかったからだ。でも他にやる人はいないし、せっかくの機会だととりあえずやってみようと引き受けました。😅

　当時のBチームは山梨県の社会人リーグ1部に所属していて私たちはリーグ戦を優勝して関東社会人リーグへの参入を目指していた。しかしこの目標を達成する上でチームには大きな問題がありました。それはカテゴリーを見てくれるスタッフがいなかったことです。前の年までBチームを率いていたコーチは別の大学に異動になったため後任のコーチが決まってない中でのスタートでした。練習が始まってからは、他のカテゴリーのスタッフが変わり変わり見てくれていましたが、戦術的な練習もできないので、みんながそれぞれ好きなプレーをし、ばらばらのモチベーションでプレーをしていました。そのこともあってか試合ではなかなか勝てず、個人的にも肩の怪我をして離脱したりとなかなか苦労しました。

　怪我をしたときに、どうしたらチームが良くなるかと練習を見て考えました。そこで私が取り組んだのがチームメイトとコミュニケーションを多く取ること、言葉よりも姿勢で見せることでした。理由はチームメイトと多くコミュニケーションを取ることでみんなの考えも知れるし、何よりチームの雰囲気が良くなると思ったから、言葉よりも姿勢で見せることが同世代の選手たちには1番説得力があるかなと思ったからこの２つに取り組みました。自分で決めてからは学年関係なく多くの選手とサッカーのこともそれ以外もたくさん話をしました。中にはチームへの不満も多くありましたがそれらを消化していくことでチーム内でポジティブな声が増え、それによってチームの雰囲気が明るくなっていくのを感じていました。また、練習前グラウンドに早く行き、アップをする。練習中のプレーの一つ一つを大事にする、今までよりも声を出す。など練習に取り組む姿勢を自ら示すことでそれぞれが主体性を持って練習に望むようになりました。チームの変化も感じていた頃、新しくチョ・ガンスさんが新しいスタッフチームに加わり徐々に結果もついてくるようになってきたのを覚えています。

　最初は本当に1年持つのかなと心配になるぐらいばらばらでしたが私たちはリーグ戦を優勝し関東の参入戦に進み、県内のカップ戦でも優勝することができました。肩の怪我を繰り返してチームの離れることもありましたが結果を出してくれたチームメイトには本当に感謝しています。関東の参入戦では2回戦まで進みましたが負けてしまい、チームの目標である関東リーグへの参入は達成できませんでした。しかし一回戦の終了間際、セットプレーでゴールが決まり、勝利を収め、チーム全員で喜んでいたシーンは今でも鮮明に覚えています。闘えるチームになっていたことが本当に嬉しかった。また個人の実感として成長したとは感じていませんでしたが、シーズンが終わった時、同級生から『しんご成長したね』って声をかけられた時自分が考えて、悩んでいた日々が報われた気がして本当に嬉しかった！

　私はキャプテンを経験したことで組織のバランスを見ること、主体性を持って問題に取り組むことの大切さを学びました。それらは今でも生かされています。また、今までは自分のことだけを考えてプレーしていましたが、チームの状態や試合流れを考えながらプレーするようになったきっかけにもなりました。任せてくれたスタッフ、そして当時のチームメイトには感謝しています！またいつか一緒にサッカーしたいです！🤣🤣

　今日は3年生で経験したキャプテン時代の話でした。振り返ればの自分を作る上で大きな一年だったと感じています🤔

　次回は念願のトップチームでの大学ラストイヤーについて書いていきたいと思います！最後まで読んで頂きありがとうございました！

　　松江シティFC No.27 桃井紳伍