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Job hunting (3)

今日は面接対策について話そうと思う。

一般的に書類選考や適性検査では6割程度が選考を通過すると言われている。しかし面接で大半のしなもんが落ちる。何次の面接が落ちやすいかは企業によるが、一般的には1次面接で大きく絞られるのではないか。という訳で面接対策は選考を通過する上で必須なのである。では面接で意識すべきポイントは何か?今日はしなもんなりの持論を話していきたい。

結論から言うと「臨機応変さ」「自己を必要最低限の字数でアピールする」この2点に尽きる。前者から話したいと思うが、その前に面接の大前提を話しておこう。面接の大前提は「(1)業界・業種に応じて考えた自己がアピールすべき点を最大限アピールすること」「(2)あくまで面接は面接官とのコミュニケーションの場」だと思っている。(1)は前の2記事を読んでくれたしなもんにはすんなり入ってくるだろう。入ってこなかったらしなもんの文章の書き方が悪いね。(2)は簡単な話で、自分のことばかり長々と話してくる人とか、投げかけた質問にきちんと合ったことを話してくれないしなもんってたまにいるけど、そういう人ってお互いが満足するコミュニケーションとれないよね(たまにはそういうのあってもいいとは思うけど)。たまに「そういうこと聞いてるわけじゃないんだけどな」って思うときない?そういう話。面接もあくまで面接官しなもんとの「対話」が大前提にあるということは忘れないでほしい。

では面接でいう「臨機応変」とは何か?しなもんは2つあると考えている。

1つ目は「面接官のタイプを見極め、それに応じた話し方をする」ことだ。面接官しなもんには大きく分けて2つのタイプがいる。一つは「深掘りタイプ」のしなもんだ。これはこっちがネタを小出しにしても深掘りしてくれるので、自己分析を徹底的にやっている人間が評価されやすい。このタイプの面接官しなもんが相手だったときは、「自分が話したい方向に深掘りさせる」のがポイントだ。この話したい方向は、「自分が面接でアピールしたい、かつ自信を持って話せる方向」が良いと思う。これは大前提(1)(2)に丁度適したコミュニケーションだろう。この面接官相手に、自分のことをあまり深掘りさせず長々と喋り続けることはNGに近い。あくまで面接は「面接官とのコミュニケーションの場」だという大前提を忘れてはならない。2つ目の面接官タイプは「深掘りしないタイプ」だ。この場合は大前提(2)が崩れてくる。向こうが質問してくると思って話しても深掘りしてくれない、いわゆる会話のキャッチボールが行われにくい。この場合は正直不器用でもいいので、「ここだけはアピールしたい!」ってポイントをエピソード混じりで長くてもいい(1分程度)ので自分のアピールしたいポイントを曝け出すぐらいの勢いで話した方がいいと思う。このタイプの面接官に会った経験があるが、そのぐらいの勢いで話すと選考通過できたので、まあそんな感じでがんばろう。

2つ目の臨機応変は「面接でまだアピールできていないポイントがあるときは、貪欲にアピールできるチャンスを探す」ことである。面接前に「自分の能力のこことこことここはアピールしたい」というのがあると思うが、恐らく全部をアピールするのは難しいだろう。そこで就活生しなもんは会話の中で上手く「今日はこういう能力はアピールできたけどまだこの能力はアピールできてないから、アピールできるチャンスを探そう」という感じで、「自分がアピールしたい能力がどの程度アピールできたか」に応じて、面接の中で取り組む姿勢を柔軟に変えるべきなのである。しかしここで注意して欲しいのは、能力のアピールしたさに「聞かれていることに合っていないことを答える」のは完全にNGである(これ本当にやってる人多い)。「彼女いる?」って聞かれて「体の関係ある子はいるよ」って答えるのは日常生活ではOKだが、就活では完全NGだ。就活では聞かれたことの答えになることをストレートに返すべきなのである。彼女いる?は「いる or いない」リーダー経験ある?は「ある、部活でリーダーやってた」「リーダーという役職ではなかったが組織を引っ張った経験はある」などと、相手の質問の意図を組み込んで求めていることを答えよう。その中で自分の能力をアピールできるチャンスがあれば積極的にアピールしよう。

次に「自己を必要最低限の字数でアピールする」について話そう。(1)と(2)のES対策について見て貰ったしなもんにはわかると思うが、エピソードトークにおいて「結果のインパクトの大きさ」と「状況説明」を話すことにかける無駄な時間がないのは面接でも同様だ。大切なのは「自分の能力や行動を具体例をもとに語る」ことなのである。ではそのためにはどう話せば良いか?しなもんが意識していた方法を例にあげたいと思う。

(1)自分が話そうと思っていることのエピソードの全体像をワードに書き出す(これは長ければ長いほどいい)

(2)書き出した内容のうち、状況説明の分を緑色、実際に行なった行動やそのマインドを赤色で色付けする

(3)緑色の部分ができるだけ少なくなるように削る

(4)全部話したら1分~1分半になるくらいの分量になるようにエピソードを選別する(選別するときは自分がアピールしたい能力 or 結果に大きく繋がった施策が含まれるものにする)

(5)これを実際の対話でどう話すかを考える(あえて質問を誘うような文末にして話すと自分のペースで話しやすく、面接官も置いてきぼりになりにくい)

こうすると、しなもんがアピールしたい能力や行動を重点的にアピールすることができる。このとき一番大事なのは(1)でどれだけしなもんのエピソードを具体的に話せるかである。(1)の話の幅が狭いと浅い話で終わってしまい、そのしなもんの個性が見えにくくなるのは想像に難くない。こういった点で自己分析が大事だし、個性が見えるまで深掘りしておいた方が良いのである。どのあたりまで深掘りすればよいかはES編に書いてあるのでそちらを参照して欲しい。ただ状況説明を簡潔にしようとしているので、実際に面接官しなもんが理解できるかはある程度客観的に見た方が良い。模擬面接練習を友達しなもんとしたりすることで意見を言い合うことが大事だと思う。

まあ要約すると、面接はコミュニケーションの場っていう前提を忘れてはならないし、その中で自分の能力を短い時間で最大限アピールしなきゃいけない。アピールの仕方も「そのしなもんなりの課題解決や頑張り方が実際にイメージできて、うちに欲しい」と思わせられるレベルじゃないといけない。だからまずはそのネタ探しとネタのクオリティ上げの為に自己分析が大事だし、それを端的にわかりやすく伝えるコミュニケーションの練習も必要。ESが通過したからといって自己分析が完璧に終わっているなんて勘違いもしてはならない。この自己分析が中途半端で終わっている学生しなもんは非常に多いと思う。しなもんが添削や面接対策していても思うし、就活サイトのESを見ていてもそう思う。同じくらいのレベル、もしくは自分より上のしなもんとES見せ合いや面接練習をしながら常に高みを目指して欲しい。

最後に良く聞かれる質問の一覧でも載せとくしなもん。

・志望理由(業界・職種・キャリアプラン含めて)

・会社選びの軸(他社と差別化できるレベルまで)

・ガクチカ

・自己PR

・自己の強み、弱み ※弱みはどう改善しているかとセットで

・組織(アルバイト・サークル・研究室(ゼミ))における他者からの評価  ※エピソードベースで話す

・他者評価について、自分ではどう思うか?(自分もそう見られるように意識してる?)

・集団で何か成し遂げた経験 ※集団であることをどう活かしながら動いたかがわかる行動をベースに話す

・いままでやったことで一番成果をあげたこと ※自分のどういう具体的行動がよかったかがわかるように話す

・組織の中での役割(リーダー・サポート役・ボトムアップなど)  ※特にリーダーは良く聞かれる、組織のそのポジションとして行なったことをベースに話す

・いままでで一番困難だったこと、挫折 ※どう乗り越えたかとセットで!

・苦手な人、目上の人、意見が合わない人とどう接してきた?

上の質問に対して「ちゃんと」答えられるなら受かると思うしなもん。「ちゃんと」のレベルがどこにあるかはいままでの記事をちゃんと読んでくれたしなもんにはきっとわかると信じてるしなもん。就活しなもんは頑張ってしなもん。

気が向いたらまた何か書くしなもん。

しなもん





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