『孟子』万章上148ー孟子と万章の対話(11) 孔子の仕官
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万章は質問して言った。
*孔子は晩年、諸国を遍歴して、衛に滞在していた時期がありました。また、若い頃には、魯の政変によって、斉に亡命したりしています。
腫れ物の医者とは、孔子を出迎えた衛の霊公のおつきの医師で、それほど高い身分の者ではなかったようです。また、侍人とは、当時の宦官(かんがん)を指します。
つまりこの逸話は、身分を問わず見境なしに、君主の側近に媚びへつらっていたと、孔子を皮肉っているわけです。
孟子は言った。
*以上、『孟子』万章上148