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「届かないなら届けるしかない」高梨雄平投手の決意。

新しいことを始めようとか、これまでと違うことを始めようという決意を公表するって、とても勇気がいることだと思います。
それが、前例のないことならなおさら。

今日は、素晴らしい決意表明をされたプロ野球選手をご紹介します。

今シーズン、トレードにより東北楽天ゴールデンイーグルスから東京読売ジャイアンツへ移籍した、高梨雄平投手。
移籍後、中継ぎとして連日素晴らしい投球を披露している高梨投手ですが、新型コロナ感染拡大防止のための外出等自粛期間中は、自宅での自炊の様子を紹介した写真や動画がSNSで話題となった、異色のプロ野球選手でもあります。

実はわたし、Twitterでお料理の写真を拝見したことがきっかけで、遅ればせながら高梨投手の存在をはっきり認識しました。
プロ野球ファン名乗ってるくせに、遅い。ホント。すみません。

大学卒業後、社会人野球の道に進んで一人暮らしを始めたことをきっかけに、料理を始めるようになったという高梨投手。
料理の腕前だけでなく動画の編集も秀逸で、とても分かりやすいうえに楽しくて、料理動画としてもクオリティーが高いところが本当に素晴らしいんです。

プロ野球の開幕が遅れたこともあり、一時期は本職よりも料理動画で存在を賑わせた高梨投手ですが、シーズン開幕後にジャイアンツへの移籍で活躍の場を掴むと、本職でもしっかりアピール。
それに伴ってYouTubeのチャンネル登録者数も増加し、収益化できるようになったそうです。

すると、8月17日、高梨投手はそのYouTubeチャンネル『たかなしキッチン』で、チャンネル収益を活用するための今後の目標などを公表しました。

動画の要約
・YouTubeでの収益は、社会貢献活動に活用していく。
・寄付や支援をして完了、というのではない形で社会貢献活動をしたい。
・ゆくゆくは、NPO法人を立ち上げたい。
・共通の行動理念を持った人とチームで動いていきたい。
・野球選手が行う野球に関連したチャリティ活動だと、野球に興味がない人などには届かないということに、思うところがあった。
・届かないなら届けるしかない。

現役選手が自身で運営するコンテンツにおいて、シーズン中にこのような決意表明をするというのは、これまでになかったことです。
自分の考えを、画面を通じて自分の口からはっきりと表明するという姿勢に、わたしはとても感銘を受けました。

中でも、「届かないなら届けるしかない」という言葉。
野球選手が野球に関連したチャリティーイベントを行う形だと、野球に興味がない人たちには届かないことに、野球選手として無力さを感じることがあったという高梨投手。
だったら、野球とは無縁の層にも届くような活動をしたいという彼の想いに、彼の誠実さとその活動に対する強い覚悟を感じました。

寄付活動をはじめとする社会貢献活動に興味はありつつも、「何をすればいいんだろう」と思っている選手もたくさんいらっしゃると思います。
また、外野からの要らぬ声が上がることを危惧し、公表されていない選手もいらっしゃるかもしれません。
動画内で高梨投手も話していたように、こういった行動に対し、「そんなことする時間があったら練習しろ」という声があがるのが、昨今の現状なんですよね。

しかし、それも承知の上で、そういった声に対する自論(反論)もはっきりと示されたことは本当に素晴らしかったですし、とても大きな意味があったとも思います。

今回の高梨投手の決断とその表明が、一歩踏み出したくても躊躇っていた人たちを勇気づけ、球界だけにとどまらず社会全体でその機運が高まっていくことを期待しています。

高梨投手の今後ますますのご活躍と活動を、心より応援しています!

高梨雄平 投手
Twitter
YouTube『たかなしキッチン』
NPB 個人年度別成績


Shina

Twitter @Shina_ilbbInstagram @shina_ilbb

いろんな分野に好奇心丸出しで首を突っ込みつつ、野球にまつわる絵を描いたり、もっと野球を楽しむための学びに取り組んでいます。みなさんの素敵なnoteに触発されながら、わたしならではのnoteを綴っていきます。よろしくお願いします。