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自分らしさをいつも胸にもっておくこと (2) 収集心

いつも、自分らしさを、胸にもっておきたい。

そう思って日々を過ごしています。

そのために、私は自分の5つの強み(資質)ごとに自分らしさのエピソードをいつも胸に持っています。

そのエピソードを思い出すたびに、私は、ああ、ここにこそ、他の誰でもない自分がいる、と感じられるのです。そして、胸のあたりが少し温かくなり、それまでより自信を持って一歩を踏み出せるような気がしてくるのです。

それと同じように、このnoteを読んだ方が少しでも何かを感じてくれ、同じように自分だけの5つのエピソードを持つようになってくれたら、嬉しいなと思っています。

[5つの自分らしさのエピソード]
1. 共感性
2. 収集心
3. 学習欲
4. 成長促進
5. 運命思考
* いずれもストレングスファインダーの資質の名称

2. 収集心

ふたつ目の自分らしさのエピソードは、収集心についてです。

収集心とは何か?は、この言葉だけだと少しイメージがつかみづらいかもしれません。もともとの英語の名前 "Input" の方が私にはしっくりきます。

様々なものを集め、ためておくことが大好きな資質です。それは情報でも物でも構いません。役に立つかわからなくても気にしません。どんどんインプットしてためていくのが好きなのです。

この資質についての私のエピソードは、あるイメージです。

暗い夜に静かに雪が降り続け、しんしんと雪が積もってゆくイメージ。雪が積もれば積もるほどに、地面の上の雪の厚みは増してゆきます。雪はその空間にある音をすべて吸い込み、その場は静かになってゆきます。
とても静かで冷たく、だけれど、私にとっては不思議と胸の温まるイメージです。

私は幼い頃から、物知りな父を尊敬していました。
自然や美術、音楽のことや社会、経済のことまで、どんな分野でもいろいろなことを知っていて丁寧に教えてくれる父を、なんとすごい人なのだろう、と思っていました。

その影響もあり、ある頃には知識の量と人間性は比例するはずだ、と考えていた時期があります。知識が増えれば増えるほど、人間としての厚みも増し、魅力的になれる、と。自分も様々な分野の知識をどんどん吸収して、人間的に尊敬される人になろう、と思っていました。

ちょうどその頃、思い描いたのが、先ほどの雪が降り積もるイメージです。なぜ、そんなイメージが思いついたのかは覚えていません。しかし、気付いたときには、ふとした瞬間にそのイメージが浮かぶようになっていました。本を読んでいる途中に少し目をつぶった時や、人として成長したいと思った時など。

イメージのなかで降る雪は、知識のかけらです。そしてそれが降り積もると人しての地層が積み上がり、そのぶん人間性の厚みが増してゆく。そんなふうに感じていました。

もちろん、今では必ずしも知識と人間性が比例するするわけでもないと理解はしているものの、このイメージは依然私にとって大切な光景になっていて、本を読んだり、貴重な情報に触れるとき自然と心に浮かび上がってくるのです。

そして、このイメージを心に思い浮かべるたびに、胸が少し温かくなり、この収集心という資質が自分の大切な一部だと感じられるのです。


次回は、みっつ目の資質である学習欲に関するエピソードをご紹介します。

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