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自分らしさをいつも胸にもっておくこと (5) 運命思考

いつも、自分らしさを、胸にもっておきたい。

そう思って日々を過ごしています。

そのために、私は自分の5つの強み(資質)ごとに自分らしさのエピソードをいつも胸に持っています。

そのエピソードを思い出すたびに、私は、ああ、ここにこそ、他の誰でもない自分がいる、と感じられるのです。そして、胸のあたりが少し温かくなり、それまでより自信を持って一歩を踏み出せるような気がしてくるのです。

それと同じように、このnoteを読んだ方が少しでも何かを感じてくれ、同じように自分だけの5つのエピソードを持つようになってくれたら、嬉しいなと思っています。

1. 共感性
2. 収集心
3. 学習欲
4. 成長促進
5. 運命思考

5. 運命思考

最後のエピソードは、運命思考です。

運命思考は英語で "Connectedness"と言います。世の中のすべての物事はつながっている、偶然に起こることは何一つなく、すべてのことに意味がある、という世界観を持つ資質です。

思い返せば、私はずいぶんと前から運命思考という資質を大切にしてきた気がします。

というのも、

世界は私を受けいれてくれている

という確信が、昔からどこかにあるのです。

この考え方は自分だけでなく、周りの人の性格を捉えるときにも重要な軸として使ってきました。誰かを見るときに、その人が「世界は自分を受けいれてくれている」と感じているかどうかを見ています。自己肯定感に近い感覚だと思います。

でも実は、私は幼少期には自己嫌悪が強く、激しい人見知りな性格でした。とても自己肯定感が高いと言えず、世界は怖いものだと感じていたように思います。

その性格が大きく変わったのが、高校受験直前の尊敬する塾の先生の一言でした。

私はその頃、志望校に向けて昼夜を問わず勉強を続けていました。しかし、それでもまだその志望校に確実に入れるというところまではいけず、不安を拭えずにいました。そんなときにその塾の先生は言ってくれたのです。

これだけ努力して、それでも志望校に受からなかったのなら、それはむしろその方がいいという運命だったってことだよ。
そのときは、たぶん、受かっちゃってたとしたら、登下校の途中で刺されちゃうとかそういうことになっていたんだよ。
だから、受からない方が良い運命だったってことなんだよ。

この言葉を聞いたとき、衝撃を受けました。

そんな考え方があるのか、と。

何かの出来事に自分のわかりえない意味がある、という考え方にも驚きましたし、一見不幸な出来事をそんなふうにポジティブな捉え方ができるのだ、という点にも驚きました。

それ以来、私は何かが起こるたびに、

このことの奥にある意味はなんなのか?

と自分に問いかけるようになりました。また、その意味は自分に対してポジティブな意味であるという前提で、それを考えるようになりました。

思えば、そのときから、私は、

世界には意味があり、そしてそれは自分にとって良い意味なのだ

と自然に考えるようになったのだと思います。

これは、運命思考という資質そのものです。世界で起こるすべてのものに偶然はなく、意味がある、それはなにかしらの自分へのメッセージである、と考えられる資質です。

そして、私のこの資質は、どんな困難なときも、どんな不運なときも、その奥には自分にとっての大切な意味があるのだ、ということを気付かされてくれ、それらに真摯に立ち向かっていく力を私に与えてくれるのです。

"自分らしさ"を胸にもつことの大切さ

いかがでしょうか。
この5つのエピソードで、少しは資質ごとの自分らしさを表すエピソードを持っておくことの大切さは伝わりましたでしょうか。また、私らしさというものも少しは伝わりましたでしょうか。

何か迷いが生じたとき、力がほしいとき、胸にある"自分らしさ"こそが頼れるものになります。

だから、世の中のすべての人に、その"自分らしさ"というものを持つ大切さを知ってほしいと願っています。


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