意味のない会議に巻き込まれて上司も含めた社員教育を決めた話
2時間も炎上した会議に途中参加させられて、確認のために状況整理をしたら5分でその会議自体の意味ないという結論に達しました。
『会議を長引かせるためだけに行う会議』は悪であるという概念を教育しなければいけないと決心しました。
ちょっと咳が出ただけで毎回手術はしない
普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。
先日席で書類を作っていると、急遽とある会議に呼び出されました。
聞けばかれこれ2時間炎上していて、技術者がいないと話にならないとのことで僕が急に呼ばれたとのことでした。
会議の主催者は僕が記事でよく書いている『大企業の闇』シリーズによく登場するS課長でした。
話の流れが全くつかめなかったので、状況を確認することから始めました。
僕:この会議の終了要件(ゴール)は何ですか?
S:○○製品の品質低下問題です。
僕:品質低下問題は議題ですよね。
どういう状態になったら会議が終われるんですか?
S:品質低下が解決したら終われますよ?
僕:この会議中に解決まで持っていくということですか?
解決のために必要なアクションをまとめるまでですよね?
S:それでもいいです。
僕:・・・わかりました。
何の品質がどれくらい低下しているかがわからないと、アクションプランも立てられないのでまずはデータを見せてもらいました。
データを見ると、品質を示すある数値はこれまでの傾向から比べると低下しているけど、不良になるようなレベルまではまだまだ余裕があるし、下がり続けているわけではありませんでした。
ざっくりとグラフにするとこんな感じ。
確かに品質を示す数値は低下しています。
でもこれくらいブレることはよくあることですし、下がっている傾向はあるものの問題になるほど長期的な変化でもありません。
身近なものに例えるなら、標準体重の人が体重が昨日と今日0.1kg減ってたからと言って大騒ぎする必要はないのと一緒です。
なので、データを見たうえでもう一度質問をしてみました。
僕:この低下はすぐに解決するほど大きな問題なんですか?
S:・・・・(沈黙)
問題ではありません。
僕:問題でないなら取り組む必要はありませんよね?
S:でも毎月会議をしなきゃいけないので・・・
僕:次回以降○○製品を製造したらデータを共有しましょう。
何か怪しげな点を感じた人がいたら最集合をかけましょう。
病院と同じで経過観察ですよ。
咳が出たからと言って毎回手術してたらキリないですよ。
S:では次回は来月の同じ日にやりましょう。
僕:(だめだ・・・もういいや・・)
僕が参加してから5分で会議は終了しました。
体重の例えで言えば、標準体重から0.1kg変化したからと言って病気じゃないのかとか、体重計に乗るときの足が右からなのか左からなのかを詳細に調べろと2時間騒いでいるようなものでした。
これじゃ生産性は上がらない
会議を『やること』自体が目的で、会議がすぐに終わっては困るから意味のない議論を延々と続ける。
これでは生産性が上がりません。
会議とは何のためにやるのか?
これをしっかり把握していない状態をどうにかしないといけません。
闇シリーズの常連であるS課長だけでなく、参加者の全員が教育対象です。
参加者の中には年収1000万を超える人もたくさんいます。
1000万円もらってる人は、1000万円の価値がある仕事ができるようにならないと、会社は大損を続けることになりますからね。
あまりに闇が深すぎるので、この解決策編はまた時間をかけて別の機会に考えたいと思います。
ふぅ。。。。
まとめ
まとめる程の内容もないですね。。
これを読んでくださっているあなたも是非日々の会議の意味を問うて、必要ないならやめる事、会議とは短い方が偉いという概念を教育することを一緒にやっていきましょう!
もしこんな悩みに解決策をお持ちの方がいれば是非教えていただけると嬉しいです。
こちらの記事は似たテーマの記事を集めた『大企業のリアル』というマガジンにも登録されています。
大企業イメージと実情のギャップに悩みながら奮闘して改善を目指す姿を投稿していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。
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