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ロボット技術で、人間の能力を「つぎの次元」に押しあげる──株式会社SHIN-JIGEN、始動。

ロボティクスファーム「SHIN-JIGEN」

初めまして、福井啓子と申します。
株式会社SHIN-JIGENのCCO(Chief Communication Officer)をつとめ、広報やブランディングを担当しています。

私たちSHIN-JIGENは、ロボティクス(ロボット工学)を生かして人間の能力を拡張し、さまざまな事業や暮らし、社会全体を新たな次元へと押しあげることを目指すスタートアップとして2022年初夏に創業しました。

昨今はイノベーションを合い言葉にあらゆる分野で革新が起こっていますが、私たちが主として取り組むのはその中心にいる「人間」です。日常生活の何気ない振る舞いや仕事への取り組み、スポーツにおける激しい動作、加齢などに伴う体力の減退……人間はこの世に生を受けてから死を迎えるまで、自らの肉体を用いてたえず活動します。そのひとつひとつにロボティクスによる、単調ではない「あうんの呼吸」の補強を施すことにより、慣れ親しんだ人間の営みに新たな可能性をもたらしたい──すなわち新次元を生み出したい、と考えています。

「新次元を生み出す」ことの意味

創業にあたって、私たちがまず問いなおしたのは、まさにその「新次元を生み出す」とはどういうことか、ということでした。

次元論には諸説ありますが、もっともよく用いられているのは、基準となる「軸」の数による次元の規定です。

基準となる軸が1本のとき、線として事象が表現されるのが1次元。
基準となる軸が2本となり、面として事象が表現されるのが2次元。
基準となる軸が3本となり、立体として事象が表現されるのが3次元。

私たちは、この追加される「軸」を新たな方向性をもったベクトルと解釈しました。つまりは、新次元は新しいベクトルによって生み出されるということ。

そして、このベクトルは「動き」にも影響を与えています。

ベクトルが1本のときは、点は線の上を動きまわる。
ベクトルが2本になると、点は面の上を動きまわる。
ベクトルが3本になると、点は空間を動きまわる。

要するに、ベクトルが増えれば、自由度が増すということ。

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私たちの目指すところもまさにここにあります。
既存の枠組みや環境、観念に、ロボティクスを用いた新たな方向性(ベクトル)を付加することで、いまよりもさらに人間が自由に活動できるようにする。

例えば、ロボットの力添えで個人の力を増強できるのはもちろん、体力が低下した高齢者に対して運動を伴う旅行を可能にしたり、精度が問われる作業動作をデータとして共有・活用して職能の底上げをしたり、ウェアラブル機器の着用によって一流アスリートの動作を直接身体で覚えたり……。「新次元」を生み出すことで、人間の営みの解釈を変えて、能力の可能性を広げてまいります。

コーポレートカラーは「未来の色」

そんな「新しいベクトルによって新次元をつくる」という思いを込めたのが、SHIN-JIGENのシンボルマークです。

マークロゴ_商標申請0802

SHIN-JIGENの頭文字「S」と「J」によって、新次元を生み出すきっかけとなるベクトル(矢印)を表現しています。

シンボルマーク成り立ち

コーポレートカラーは、ロボティクスの象徴であり、無限の可能性を秘めた宇宙・銀河の色でもあるグレー(「Galaxy gray」と呼んでいます)。SHIN-JIGENのCEO、藤本弘道が子どもの頃から愛読してきたアイザック・アシモフ、ロバート・E・ハインラインのSF作品に描かれた世界のように、まだない社会やモノを想像し、創造する支えとなる「未来の色」です。

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ロボットはこの先、単に「使うもの」ではなく、「ともにある存在」になっ
ていくと私たちは考えています。そばにあって人を感じ、支え、助けてくれる。そんな「あうんの呼吸」のサポートを、私たちSHIN-JIGENはイノベーションの力で具現化し、人びとがそれぞれの幸せを叶えられる「未来の生活」をかたちにしてまいります。

どうかお見知りおきのほど、お願いいたします。


※今後、具体的な取り組みや私たちの思い・考えかたなどを、このnoteで発信していく予定です。ご期待ください。

■SHIN-JIGEN概要
社 名 :株式会社SHIN-JIGEN
設 立 :2022年5月2日
所在地 :奈良県奈良市
代 表 :代表取締役兼最高経営責任者 藤本 弘道
事業概要:ロボティクスにもとづく人間拡張・人間扶助のテクノロジーを駆使して、日々の暮らしやビジネスシーン、福祉生活に充実をもたらすだけでなく、新しい生活のありかた、新しい人の生きかたの提案と実現 ─ つまりは新次元の創造 ─ に取り組みます。
■代表者プロフィール
藤本 弘道(ふじもと ひろみち)
1970 年、大阪生まれ、奈良育ち。大阪大学大学院工学研究科原子力工学科修了。松下電器産業(現在のパナソニック)に入社後、社内ベンチャー制度を利用して株式会社ATOUN を創業。19 年にわたってアシストスーツの開発および販売にたずさわったのち、2022 年5 月に株式会社SHIN-JIGEN を創業し、CEO に就任。奈良女子大学客員教授、大阪工業大学客員教授。
Twitter アカウント:@fujimo777

行こう、未来が呼んでいる。