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発展途上国の現実 〜トリニダード・トバゴ🇹🇹〜

陸上競技400mハードルをしている、長谷伸之助(ハセシンノスケ)です。

前回、の記事です。
興味がある方は、是非、読んでみてください。

今日は、私が試合遠征の時に行った、トリニダード・トバゴの現状について、感じたことをお話しさせて頂きます!


現地を訪れた理由

2019年7月、トリニダード・トバゴ選手権大会に参加する為、トリニダード・トバゴに訪れました。

試合出場のきっかけは、チームメイトにトリニダード・トバゴ出身の選手がおり、彼が今回の試合を全てアテンドしてくれ、実現しました。


トリニダード・トバゴの現状

もちろん、トリニダード・トバゴは、行ったこともなく、世界地図のどこにあるか分からないレベルでした。(笑)

簡単に説明しますと、カリブ海南部に位置し、面積が約5000㎢(千葉県とほぼ同じ大きさ)、人口が約130万人(さいたま市とほぼ同じ数)の小さな島です。公用語は、英語を話しますが、なまりが強いのも特徴です。

トリニダード・トバゴの交通は、自動車社会が発展しており、ほとんどの人が車を利用していました。その為、バスや電車は見当たらず、歩行者は、車道の端を歩くようなスタイルです。

私が驚いたのは、競技場に向かう途中、車道を越えなくてはいけないのですが、横断歩道がなく、選手全員、100km以上で走っている車の隙を見て、車道を横断していました。

日本では、ありえない光景でした。東名高速を横断するようなものです。(笑)

また、さらに驚いたことは、試合の前日チームメイトから、

「今日は、ホテルを出ちゃダメだよ」と言われました。

話を聞くと、

「競技場から車で10分くらいの場所でギャングが殺され、今夜、銃撃戦が起きる可能性があるから」

と言われました。

もちろん、銃撃戦など聞いたことも見たこともなく、何が何だかわからなかっ田ですが、とにかくすぐにホテルに戻り、部屋にこもりました。

結局、翌日、事件は起こらず、何もなかったかのような雰囲気の中、試合が行われました。

試合結果は、2位入賞を果たし、無事に帰国することができました。

帰国直前には、チームメイトの友人が10人くらい集まってくれ、地元の屋台や美味しい料理をご馳走してくれました。

トリニダード・トバゴは、ダンスやカーニバルが盛んな為、明るく陽気な国民性の方が多く、何も分からない私に親切に接してくれました。また、私が日本出身であることに興味を持って頂き、積極的に話しかけてくれ、本当に良い思い出を作る事ができました。

いつか、彼ら全員、日本に招待したいなと思いました。


私が感じたこと

確かに、トリニダード・トバゴは、発展途上国でまだまだ危険が多く、不便なこともありますが、そこに住んでいる方々は、とても優しく、親切な方ばかりでした。

真っ先に私に気遣ってくださり、おもてなしをしてもらい、感謝以外の言葉が見つかりませんでした。

私は、人種や言語の違いは、全く関係なく、笑顔やコミュニケーション、また、スポーツでつながる事ができると肌を持って実感しました。

平和な世界を作る為には、必要な考え方だと思います。私は、平和で笑顔があふれる世界になるよう今後とも活動していきたいと思いました。

来年も、トリニダード・トバゴにいきます!!そう決めました!!


最後までご拝読ありがとうございました!!


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