ギャンブルの中でギャンブルをしない
ある売れっ子のアーティストさんが、こう語った。
「絵を描いて生きていくというと、それこそギャンブルだと言われるのですが、私はギャンブルの中でギャンブルはしていない」と…
手書きの年賀状や、カレンダーを配ったり、潜在顧客にポスティングみたいな事を出来る限り自らの手でやってきた。
1枚でも多く、絵が売れる状況を手繰り寄せてきたと…
「パチンコ屋に行って、なんとなく選んだ台に座るのでなく、仮説検証を繰り返して今がある」と…
おっとっとっ。胸がチクリ。
果たして自分は、なんとなく選んだ台の前に座って手首をひねっていないか?
そう問われている気がした…
最近、親ガチャという言葉が流行っている。
生まれてきた環境で、人生はある程度決まるという意味。
小銭を入れて何が出るか分からない、カプセルのオモチャを買う「ガチャガチャ」からきた言葉。
使える言い訳を使い切ったかのような表現で、
私はあまり好まない。
そのうち、神が人間を造った時点でオワコンじゃね?「神ガチャだよ」とか言い出すのだろうか。
ガチャとか、ゴチャゴチャ言う前に
望む未来を手繰り寄せる行動力、そして仮説検証を繰り返す熱量がない奴は、なんとなくパチンコ台を選んだ人。
いつの間にか、運を言い訳にギャンブルに負ける。
私たちは人生というギャンブルの中において
ギャンブルをしちゃいけない。
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