無題

人間は死んだらどうなるのだろうか?スマホの電源が落ちる瞬間みたいに、意識がプツッと切れて「はい、そこで終了」とでもなるのだろうか?しかし認識を含む意識がそこで切れるのだとしたら”人生が終了した”という概念を考えることはできないのではないか?

”死ぬのが怖い”と多くの人は思う。それは未知への不安・痛みへの不安だと思う。誰だって自分が知らないものは怖い。しかも医療現場を写すテレビやドラマなどを見ていると”死=痛み”と潜在意識に焼き付いてしまうため、死ぬことは苦しむことと思っている人も多いのではないか?

私は死ぬのが楽しみで仕方ない。これは早く死にたいとかそういった話ではない。生を受けた以上、必ず全員が通る道で尚且つ”一度しか味わえない”。美味しいラーメンを食べたり、好きな人とSEXしたり生きている限り楽しい時間を何度でも味わえるこの世界でたった一度だけしか味わえないのだ。しかもそれが事前に分かっている。

”死を意識することによって人生は彩る”と私は思う。もし毎日会社の昼休憩に食べていたお店が今日で閉店だったら?どれだけ願っても二度とその味を食べることはできない。それが分かっていればいつも以上に時間をかけて一口一口味わい尽くすでしょう。それと同じ。

人生とは”死というゴールへ向かう体験型RPG”です。五感をフルに使い人生というシナリオを通して経験値を積む、そのために私たちは産道という入場ゲートを潜って産まれてきたように感じます。いわば修行僧なのです。そう思うとある程度の問題は解決するのではないでしょうか?

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