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2022年をnoteで振り返る

昨年から唐突に始めたnote、今年も細々と月一回更新を続けて参りました。皆さま、お付き合いいただきありがとうございました。
昨年末もやったnoteで1年を振り返る企画を以て、年末のご挨拶とさせていただきます。

このnoteでは、基本的に自分の専門としているフォーカシング実践とジェンドリン哲学を中心に、臨床心理学やメンタルヘルスに関するトピックについて書いています。とはいえ僕の拡散思考傾向もあって、2022年も様々な対象について書き散らして参りました。仏教、ダース•ベイダー、植物、ブルース•リー、ボブ・ディラン、アナグラム…。

noteのサービス側でも一年のまとめレポート機能が実装されたようですが、それを参考に、今年お読みいただいた記事ベスト3をご紹介しながら、1年振り返りたいと思います。

2022年のよく読まれた記事ベスト3

まずは3位から。7月の投稿記事「ダース・ベイダーが瞑想を欠かさない理由」。

マインドフルネスや瞑想実践がある程度の知名度や市民権を得て、良かったなぁと思いつつ、何かちょっと怖さを感じていたその感覚を、スターウォーズの話と交差して書いた記事でした。マインドフルネスが広く受け入れられた背景には、それだけ多くの人にとって、痛みや不安、怒りのようなダークサイドが蔓延しているようにも思えます。奇しくも皆、マスクをする時代になりました。

続いて2位。2月の投稿記事「仏教とフォーカシングの交差(1):仏教とフォーカシングの交差(1): 仏教との思いがけない出会い直し」。

翌月の3月にフォーカシング•プロジェクト主催のウェブ企画「ジェンドリン哲学や仏教を体験的に語り合おう」に登壇させていただく告知も兼ねて、仏教に関心を強く寄せるようになったきっかけ、中国での学会発表のお話を言葉にしたものでした。2022年はとても仏教とのご縁が深まった1年で、このフォーカシング•本企画は、9月の沖縄での日本フォーカシング年次大会でも対面のグループで提案したり、他にも夏の禅問答ワークショップ、11月には禅僧の藤田一照さん、ボディワーカーの小笠原和葉さんとの鼎談企画もありました。(1)を書いてから続きが書けていませんが、引き続き仏教とフォーカシングとの深いつながりを考え続けたいと思います。

そして年間のビュー総数第1位は、8月の投稿記事「『考えるな、感じろ』の本当の意味: フォーカシング=カンフー論(1)」。

こちらはかなり多くの方にお読みいただき、たくさんの反響をいただきました。実は以前から温めていたもので、noteを始めたときにいつか書こうと思っていたテーマの一つでした。言語論であり、かつ身体論でもあるジェンドリン哲学の特徴を指し示す好例として、「フォーカシング=カンフー」という冗談のようで本質的なところ、熟達論としてのフォーカシング論を展開しようとした企てでした。最後に書いた「どう感じた?」という感じへの問いかけについては、その後補論としてボブ•ディランのお話を書きました。そちらもお読みいただけると幸いです。そしてこのカンフー論も(1)と書いてまだ続きが書けていませんが(汗)、一応(3)までは構想しています。細々と気ままに書き進めて参りたいと思います。

というわけで、ここまでお読みいただきありがとうございました。本年も大変お世話になりました。2023年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、良いお年をお迎えください。

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