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若者の「やりたい」を地域(商店街)で実現する世田谷区のプロジェクトが始動!

地域には若者の力が必要です。若者にとっても家と学校、家と職場にしか居場所がないより、地域に知り合いがいること、地域で活躍できる場所があることで楽しみも選択肢も増えますよね。
第三の居場所や多世代交流は重要と言うけれど、どうしたらよいか…?
このプロジェクトは、そうした課題と向き合ってきた、世田谷区子ども・青少年協議会のモデル事業の一つとして立ち上がりました。検討の経過を含め進捗していく様子をこのブログで公開していきたいと思います。
応援&フォローをいただけましたら嬉しいです。

第一歩として、若者も大人も地域の人も一緒に  「まちあるき」をしてみました!

大学生委員が作成したチラシ

3月21日の春分の日、下北沢の案内所前に集まったのは7名の若者。高校生2名、大学生4名、社会人1名。そして、世田谷区若者支援担当課の皆さんと青少年協議会の委員の皆さん。当日は、しもきた商店街進行組合さん、北沢おせっかいクラブさんのご協力をいただき、まち歩きを実施しました。

ルートは若者が決める形で2班に分かれてスタート。
古着屋さんや劇場街に加え、シモキタエキウエやBonus Truckやreloadなど再開発された下北線路街の人気スポットも歩いてきました。
途中、東洋百貨店とオープンを間近に控えた「ミカン下北」も見学させていただきました。

オープン直前のミカン下北を見学
relordの側道からは青空が見え開放感がいっぱい
Bonus Trackの成り立ちを伺っているところ

若者と大人が一緒に下北沢のまちを歩いてみて  わかったこと      

このまちあるきでは、若者がまちの風景をどう見ているのかを知るため、「まちの魅力」と「まちの課題」について写真に撮って発表するお題がありました。

下北沢のまちの魅力

・古いものと新しいもの、親しみと洗練がある
・古着が全て数百円!という店がある
・サウナが公園にある
・緑が多く空が見える景観など、道がきれいで開放感がある場所
・素敵な保育園がある。こうした場所があると子育てしたくなる
・「これがあるから下北沢が好き!」って言えるお店がある

下北沢の課題

・車の通行量が多く狭い道は危険
・タバコのポイ捨て、ゴミが落ちているなど治安が悪い場所がある
・フェンスがある場所が多い。オシャレそうだけど入れない
・線路街は観光の人で賑わっているが地元の人が行きづらい
・ブランド力のある街になるのは嬉しいが、家も家賃も若者には高い

どの世代にとっても”若者のまち”であることが下北沢の魅力

大人世代にとっても、古さと新しさの融合は魅力的にうつっていました。そして、どの世代にとっても下北沢は若者のまちとして存在し続けていることが魅力だという発見がありました。カルチャーは時間を経て価値を高め、新しさの変化は新たな世代を迎えるきっかけになっていることがわかりました。

このまちで若者がやってみたいこと

”たくさんある古着を活用し、ただ売るではなく、誰でも自由に服で遊べるようなこと。社会に還元できるよう服の事業をしてみたい”
”売り買いじゃない「交流の場」「居場所」を作って、ご飯とか温泉とかやってみたい。
”テーマを絞って興味のある人が集まれるきっかけを作りたい”
”小学生を見かけなかった。小学生が集まれる居場所を作りたい”
”やりたいことでマッチングできるような仕組み。2人のマッチングじゃなく3人が集まれるマッチングの仕組みを作りたい”
”変わったものを売る事業。ハードルを低くスタートできるといい”
”駅前広場でまずは出店してみたい”
”若者同士で支援しあえるといい”

まちあるきを経て「やってみたいこと」が参加者からたくさん挙げられ、事業の種となるアイデアがたくさん生まれました!
この活動は「しもきた倶楽部」と名付けたコミュニティが母体となり、クラブ活動のような気軽さを保ちながら、若者と一緒に魅力的なまち(商店街)づくりを継続的に考えていきます。今後の活動にもぜひご注目ください。


(文:藤原由佳)





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