見出し画像

【高校生インタビュー企画#1】人生に迷った高校生が、カレッジ生に幸せと生き方について聞いた話(中原 瑠南)

Introduction

受験期真っ只中、大学も将来も全く先が見えず人生に迷った高3の中原瑠南です(写真、真ん中)。趣味はアイドル鑑賞と模擬国連、地方のしがないIB生です。
ちなみにRelax食堂(SHIMOKITA COLLEGEに1階にある食堂)で1番美味しかったご飯は肉じゃが。付け合わせ(?)の菜の花が最高に素敵でした。現在は、HLABカレッジ・ボーディング・プログラムのモニター居住1期生として2週間ほど滞在し、成長した後、故郷の沼津に帰ってきました。

たくさんの先輩たちを困らせたインタビュー 

さて、私がカレッジに来て最初の1週間どんなことをしたか。見出しの通り、たくさんのカレッジ生を困らせる質問をしていました。
HLABの方からインタビューの課題を出された時、普通にやってもなあーと思い、ちょっと変化球な質問をしてみたんです。
それが、この二つ。

「どんな時に幸せを感じるか」「人生で1番大切にしていること」

です。いや、われながら申し訳ない質問をしてしまいましたね(しかも朝とかご飯中とかに聞いてた)。答えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。

「どんなときに幸せを感じるか」の真意

ちなみに、「幸せ」について考え始めたのはつい最近。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んでから、幸せについて永遠に考えていました。けれども、まあ答えが出ない、出ない。永遠に1人で考えては、途方に暮れることを繰り返していました。そもそも、「幸せ」とは?どう定義すればいいのか?と私の中での「幸せ」がゲシュタルト崩壊していました。
そこで、思いついたんです。さまざまな経験をしていらっしゃるカレッジ生に「幸せを感じる瞬間」について聞いてみればいいではないかと。幸せを定義するのは難しいけど、「幸せを感じる瞬間」はみんな平等にあるのではないかと。
皆さんの「幸せを感じる瞬間」を聞いたら、それがパズルの1ピースとなり、私の「幸せ」というパズルが完成に近づくのではないかと思いました。

「人生で1番大切にしていること」の真意

この質問は、「その人の価値観を知ることができる最短距離」なのではないかと思い、質問させてもらいました。このカレッジに来た目的の一つとして、「違う価値観のシャワーを浴びる」ことがありました。この質問をすることでその人が何のために生きているかを知りたいと思いました。

これらの質問を、目があった人全員に聞いてみました。おそらく40人ぐらいに聞けたのではないのでしょうか。(聞けていない人もそこそこいて残念です。個人的に興味があるので、ぜひ今度聞かせてください。)そして、テキストマイニングをしてみました。テキストマイニングに関する私の葛藤も後述!

結果とテキストマイニング

結果としては、こんな感じです。
まずは、「幸せを感じる瞬間」の出現頻度におけるテキストマイニングです。

画像1

このテキストマイニングの結果からわかることは2つ!
① 他者との関わりを大切にしている人が多い。
これは結構当たり前かもしれないですね。「話す」「友達」など、他者との関わりを持つことに幸せを感じているカレッジ生が多いです。実際に、カレッジ生の皆さんはフレンドリーで、面白いテーマについてお話ししてくださることが多かったです。

② 自分軸を持っている
面白いのですが、「他者との関わり」に幸せを感じる人がいる一方で、「自己肯定感」や「自己実現」など、自分を大切にしている瞬間に幸せを感じる人も多いです。これは、カレッジ生は自分軸を持っている人が多いことを裏付けているのではないでしょうか。たくさんの情報が氾濫する今、他人に流されないような自分軸をちゃんと持っているカレッジ生だからこそ、「共同生活」ができるのではないかなと感じました。

次に、「人生で1番大切にしていること」の出現頻度におけるテキストマイニングです。

画像2

この結果からわかることは2つ!
1)考える人が多い
個人的に「哲学」と「哲学する」は全く別物だと思っています。「哲学」は、鉄人たちの考えを研究すること、「哲学する」とは自分なりの主題を持って生きることなのではないかと思います。そして、カレッジ生は「哲学する」人が多い。自分の主題を完全に持っているなと感じました。そして、これは自分軸の話にも重なってきます。

2)本当に多様
この結果からもわかる通り、本当に多様です。だからこそ、SHIMOKITA COLLEGEはこんなに面白い場所になっているのではないかなと感じました。カレッジに一番似合わない言葉は「量産」だと、2週間滞在して思いました。個性の爆発が当たり前、でもそれが居心地良い。そんな場所だったと、この結果を見ながら感じます。

ーインタビューワークを通して、こんな風に変化しました。

まず、自分のふわふわさにショックを受けました。インタビューワークを通して分かったのですが、カレッジ生の皆さんは自分なりの主題(哲学)を持って生きている。でも、私にはそれがありません。これまでなんとなく生きてきました。でも、それってちょっとカッコ悪いなと。しっかり生きるには、やっぱり自分軸を持つことが重要なのではないかと感じます。そして、勉強することで自分軸が確立していくのではないかと。だからこそ、勉強するのではないかという結論に至りました。

また、正直とても悔しいです。ありとあらゆる面で悔しいです。Introductionでも書いたのですが、「広く浅くタイプ」すぎて、皆さんの会話/知識の習得に何か貢献できている気が全くしなかったです。
このカレッジは、知識の幅が広い上に深い!それに比べて私は狭い上に浅い!最悪なパターンです。でも、早い段階で自分の欠点に気づけたのは、とてもラッキーですし、カレッジ生の皆さんに感謝しています。もう少し、勉強して知識を蓄えてから、またこのカレッジに住みたいと思うようになりました。大学に行く意味を本当に見失っていたのですが、井の中の蛙度を痛感しました。いやいや、勉強ができる機会があるのであれば、するべきだろうと。私なんてまだまだだと。「無知の知」を痛感しました。

ーIntroduction

このカレッジ生活は私にとってのintroductionです。自分の成長の可能性に気づけました。だからこそ、いっぱい成長して、自分軸を持って、しっかり生きれるように頑張ります。
見ててくださいね、 SHIMOKITA COLLEGE!!!!!

・・・

SHIMOKITA COLLEGEについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


また、モニタープログラムについての詳細は、以下の記事にてご参照いただけます。


SHIMOKITA COLLEGEでは、Boarding Programにて、2021年9月入学の高校生1期生を募集しております。説明会も開催中です!募集要項など、詳しくは以下をご確認ください。皆様のご応募をお待ちしております。



この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?