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【高校生インタビュー企画#7】1ヶ月間の同棲生活(川崎 咲桜)

こんにちは

こんにちは!高校2年生の川﨑咲桜です。
2020年、ウィンタースクールに参加して以来HLABの虜になりました。今後の長い人生の中で、できるだけたくさんの時間をHLABに染められたい…!そんな思いで一ヶ月間、カレッジ生活を満喫させていただきました!

さて、私がSHIMOKITA COLLEGEで生活していたのは、もう一ヶ月前の過去となってしまいました。今でもあの夢のような一ヶ月間を思い出しては、楽しかった記憶にどっぷりと浸かってしまいます。
改めて、たくさんの成長と、素晴らしい思い出を本当にありがとうございました。

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「神はどうして地球を創ったのか」

さて、私には、中学生の頃からずっと考えていることがあります。

”神は地球を作ることによって、私たち人間を人形に見立て、娯楽として楽しんでいるのではないか。”

そのような「シルバニアファミリー論」をもって過ごしてきた約5年間。私以外の方が、地球が存在する理由、地球は神様が作ったことを前提としたとき、地球を創った神様の意図をどう考えるのかを知りたかった私は、「この世界の存在」についてインタビューを進めることに決めました。

生命体の存在は神様の失敗…!?

私が最も印象に残っている方とのインタビューを紹介します。
その方は私の問に頭を抱えつつ、こんな話をしてくださいました。

「生命体が存在する星は、地球以外にまだ見つかっていない。
もしも、神様が本当に生命を創ろうと思ったのだとしたら、例えば月や火星にも生命体が存在するようにしていたはずだ。この地球にしか生命体が存在しないのはおかしい。
だから、地球に生命体が存在するのは神様も予想していなかった偶然で、その上、それは神様の失敗だ。」

私には全く考えられなかった、地球は失敗による産物だという意見に驚き、その考えの理由について伺いました。

「私たち人間は、感情を持ち合わせていることによって、今、苦しい状況を生きている。」

人間が誇れる部分の一つは、人間には生まれながらに感情があることだと信じてきた私にとって、感情の存在が人間の弱点になりうるという考えは、全く新しいもので、とても驚きました。

他にも…

・この世界は、人間がまだ理解し得ないメカニズムで生まれたから、想像することは不可能だ。わからない。考えるべきではない。

・地球の創造に終わりとしての目的があったとは思わない。神様にとってアウト・オブ・コントロールな状態で、人間の創造力を認める神様の姿勢による状態の結果が、今の世界。生命体は、人間の活動や創造の結果である。

・世界自体は、神様による可能性の演算であり、シュミレーションである。個々の人間がもつ可能性をもとに知を広げていく、その総体の広がりの試みが世界の意味だ。

・神が世界を創ったとは思わない。生きる意味など存在しない。人生なんて死ぬまでの暇つぶしのようなものだ。

このように、同じ質問に対して全く違った回答が混ざり合う2週間が、とても刺激的でした。

どうして、地球は神様が創ったのだと思うのか

インタビューワークを進めていく中で、「どうしてそんな事を考えたの?」という問いをいただき、自分の意見についても考えてみました。

この世界には、どんなに頑張っても、どうにもならないことが、たくさんあります。急いでいるときに限って雨だし、大事な日には体調を崩すし、事故にあったり、癌になったり、そしていずれ、私達は死にます。

果たしてそれらの出来事は偶然なのでしょうか。
もし偶然なのだとしたら、どうして、死以外のその被害には、個人によってムラがあるのでしょうか。そんなこの世の、避けられないネガティブな運命を、必然として納得したい。なにか理由がほしい。

そこで、神様の存在という禁止カードをもって、すべての世の中の偶然と思える出来事の根拠を説明したかったのです。

もしも神様が私達の人生を操っていたら。

その考えは私に、とても楽観的な視点を与えてくれました。この理論は、私の弱さを体現したものであるという結論に至りました。

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最後に

いろんな方と、答えのないテーマについて語り合うことは、その方の人生に迫るような鋭いものに発展することもありました。誰かのことをこんなにも懸命に知ろうとしたのは、私の人生において初めての経験でした。

ある方がインタビューで、こう仰いました。

「ひとりひとりがそれぞれ、違う世界を持って生きていて、この地球はその70億の世界が集まってできている星なのだと思う。」

私はこのインタビューワークを通して、たくさんの世界を知りました。もしかしたら、こうして新たな世界を創っていくことが、神様の意図なのではないかと思うほどに、価値のある時間をいただきました。

世界を広げることは、私達が私達の世界を知ることなのではないかと思います。

・・・

SHIMOKITA COLLEGEについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


また、モニタープログラムについての詳細は、以下の記事にてご参照いただけます。


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