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姿勢を本気で治すには”クライアントの性格(キャラクター)”が8割影響する!

猫背やストレートネック、スマホ首など不良姿勢が悩みでパーソナルスタジオへご来店される方がほとんどです。
特にウエイト系のスタジオではなくピラティススタジオへ来られる方はその傾向が特に大きいです。

不良姿勢の原因で良く言われる
・筋力が弱い…
・可動域が狭い…など

筋骨格系の問題はイメージがしやすいため良く問題点として挙げられます。

まぁー確かに、
筋骨格系の要素をアプローチすればそれなりに改善も見られます。

ただ、本日は筋骨格系以外で不良姿勢に与える因子特に”性格”
の影響がどこまであるのか?について解説していきたいと思います。

それではどうぞー


・楽観主義者と不良姿勢の関係性


春木らは一連の研究(春木・鈴木、1984,1985,1987,鈴木・春木,1992)を通して、ある特定の姿勢をとることで、ある特定の感情状態が導かれることを示しています。

春木豊・鈴木晶夫 1984 1985 姿勢が意識に及ぼす効果 日本心理学会第48回大会発表論文集より


それによれば、顔の向きの影響もあるが、一般的に、背筋を曲げた姿勢はよりネガティブな意識状態を、背筋を伸ばした姿勢はよりポジティブな意識状態を導くとのことです。

特定の姿勢を作り、その姿勢を保つと言う一連の身体動作が、感情経験に影響を与えることが示されています。

例えば、不良をイメージするとこんな写真のイメージが湧きませんか?

逆に姿勢が良くてヤンキーみたいな人ももあまり想像がつきにくくないですか?

姿勢が良い人の方がなんとなく印象良く見えませんか?

実際に姿勢と感情の影響は研究データも多く出ています↓

姿勢による感情経験および感情表出の変化

楽しい時は姿勢が伸びますが、恐怖を感じる物事が多い時は身体を丸めてしまうように出来ています。

そのため、良い姿勢を作るトレーニングをしても、日常的に恐怖を感じる環境ですと、根本解決することは出来ません…


では次に恐怖を感じると筋膜的にはどんな影響があるのか?ついて
解説していきまーす


・筋膜から紐解く 恐怖と姿勢の関係性


フェルデンクライス (Feldenkrais)は すべて,屈曲として現れる 」と述べています。人間は脅威を感じると小児の姿勢(一時的胎児屈曲)や防御的姿勢(四つ這い)に戻るのは全く自然のことである。

アナトミートレインより

と言われてます。


この屈曲に作用する筋膜が
スーパーフィシャルフロントライン(以下:SFL)と言われています。

SFL


SFLは速筋線維で構成されています。ストレス環境下にいると容易に体をすくめるよう姿勢になります。


この筋膜が硬い場合、いくら猫背を治すために背部を鍛えたとしても、根本的に改善することは非常に難しいです。

この筋膜の考え方・修正方法を詳しく知りたい方は
下記のオンラインセミナーを見ていただくとより深めることが出来ると思います😁⬇︎






今回は簡単にはなりますが、筋骨格系だけでは根本解決することのできない2つの理由について解説しました。

姿勢改善に筋肉の影響は非常に大きいですが、それ以上に大きいのが脳の影響です。


その人のキャラクターを見ながら、メニューを構成出来るとより良いのでは?という回でした 笑


答えがあるものではないですが、何かのきっかけ作りの回になれたらと思いました 笑

また、次回どうぞ宜しくおねがいしまーす!








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